西嶋和夫の
われわれ人間の人生問題は、頭でいろいろ考えるだけではなかなか解決がつかないものである。
解決するための一つの方法として、自分のからだを現実の世界の中に正しく置いてみる。そして、その正しく置いた状態を通して、この宇宙を支配する法というものを学ぶ。
じつは、足を組み、手を組み、背骨を伸ばして、静かに坐るという、そのおこないそのものが、釈尊(しゃくそん)が説かれた教えであり、悟りなのである。
西嶋和夫

西嶋和夫(にしじまわふ)1919年(大正8年)横浜生まれ、現在88歳。
東京大学法学部卒業後、大蔵省証券局を経て、日本証券金融(株)常任監査役、その後、(株)井田両国堂の社長に請われて、平成17年まで同社の顧問を務める。
そもそも、師が仏教を探求するきっかけは、師の少年時代にさかのぼる。
体の弱かった小学校低学年のとき、息子のからだを心配した父親が、毎日、師を散歩に連れ出し、走らせたという。
3年後には、毎朝、数キロ走るのが日課となったが、師は毎日1人で走るうちに、子ども心に「走っていると、どうしてこんなに気持ちが落ち着くのだろうか」と疑問に思うようになった。 以来、その疑問を解くための探求がはじまる。
18歳のとき、栃木県大中寺において、昭和を代表する名僧・澤木興道(さわきこうどう)老師に出会い、師が長年、疑問に思っていた答えが、仏教にあると直感。以後、25年にわたって、澤木興道老師の教えを受ける。
1973年、師が54歳の時、在家のまま出家、法名・愚道和夫(ぐどうわふ)となる。
現在、世界が少しでも真実に近き、真に豊かで平和な社会となるために、釈尊(しゃくそん)と道元禅師の教えを世界に広めたいという願いから、ドーゲン・サンガ・インターナショナルを設立、毎日、英語でブログを世界へ配信している。
主な著書「現代語訳 正法眼蔵 全12巻」「仏教−第三の世界観」「坐禅のやり方」「中論提唱」「道元禅師と仏道」「仏道は実在論である」「仏教問答」「正法眼蔵提唱録 全34巻」「永平廣録」 その他多数。
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