第1章 人の処遇を刷新する
1 処遇革新2つのキーワード
リストラして平均年齢が上昇する不思議/労使共ぬるま湯処遇に慣れきって/Y社の食中毒事件はあなたの会社でも発生する
2 人事革新キーワード1.「スピード経営と組織のフラット化」
究極のフラット組織/課長職一級、二級、三級の不思議/根強い「ムラ社会」の意識
3 処遇革新キーワード2.「悪平等を断つ」
まかり通る平等主義と悪平等/給料は生活給か余裕生活給か/仕事の責任が重いと給料が高い/人事処遇を革新する3つの設計図
4 革新の設計図1.=「責任等級制」と執行役員
仕事の責任の重さが一番軽い人はだれか/あくまで「仕事」が先で「人」が後/T社の試み/執行役員制の基本設計
5 革新の設計図2.=実力主義の「賃金処遇」
仕事の責任が増すと給料も高くなる/差をつけすぎる不安/責任等級別基本給表の仕組み/賞与配分から年功要素を排除する/管理職年俸制という鬼っ子/年俸制導入の裏にあるもの/高年齢社員の処遇の見直し
6 革新の設計図3.=悪平等を断つ「新しい評価制度」
会社は「仕事集団」である/これからの評価対象は「仕事力」である/管理職の評価/執行役員の評価
7 社長の固い決意
すべてをご破算にして生まれ変わる/「仕事の責任の重さ」で全員を格付けし直し、再雇用する/トップの危機感こそキメ手
第2章 処遇革新の具体的な進め方
1 何を、いつまでに変えるかを決めよ
2つの実行策=ソフトランディングとハードランディング/[実践キーワード1]まず目標の70点を目指せ/[実践キーワード2]拙速は巧遅に優る
2 処遇革新の実際
処遇革新の実務手順/自社に合った責任等級の設け方/責任等級による全従業員の格付けと実際の処遇の決め方/処遇肩書きの統廃合の実際
3 ケース別=自社の実情に合った処遇革新の進め方
A社の事例/B社の事例/C社の事例/D社の事例/量販店E社の例/F社の事例
4 執行役員制の活用実務
執行役員はこれまでの役員とどこが違うか/執行役員導入の3つのメリット/執行役員制導入の実務ポイント/執行役員規程の決め方/執行役員の基本給体系/執行役員登用の条件/任期満了時における執行役員の評価ポイント/不再任の場合の処遇ポイント/これまでの兼務役員の扱い方
第3章 活力を生む賃金決定
1 今なぜ昇給制度が必要なのか
定期昇給廃止は正しいのか/年功型の定期昇給は即時廃止せよ/ベースアップとベースダウン/威嚇や恐怖から活力は生まれない
2 実力昇給ができる本給表の仕組み
責任等級制による本給表/Aモデル人の設定/金額をどのように設定するか/本給月額表に込められている重要ルール/本給表に見る「実力主義」の仕組み/標準昇給図表と凸凹調整/中途採用者の昇給の注意点/これからの競争原理/ご都合で昇給号数を変えてはいけない
3 能力の低下と昇給抑制の仕組み
調整年齢制度=仕事と基本給のアンバランス防止策/昇給抑制の根拠/第三次調整年齢の設定と注意点/降格降職したときの賃金処遇の決め方/60歳以上の社員の処遇はトリプルインカムで
4 貢献度賞与の決め方
基本給中心の賞与配分は間違いである/貢献度賞与の配分式/賞与の刺激給要素を強める/成績格差を広げる/出勤係数の取り扱い方
第4章 活力を引き出す評価制度
1 個々の仕事の成績をどう測るか
メリハリのある人事処遇を実現するために/評価はすべて相対的である/人を評価することは「人を育てること」でもある/評価が必要な3つの場面/成績評価制度づくり7つの限定/評価の対象は「仕事に発揮された能力」だけに限定する/評価される従業員は「同じ等級」だけに限定する/評価期間は「過去6カ月間」だけに限定する/評価者は「直属上司一人」だけに限定する/評価者の評価は「成績の順位と相対的な間隔」だけに限定する/部署間の調整は「間接の上司」だけに限定する/成績評語(A、B、C)の決定者は「人事担当責任者」だけに限定する
2 成績評価基準書の作り方
成績評価のモデル書式/成績評価基準書の2つの要素/管理・監督職の成績評価要素/評価点の設定/部署業績・重点課題シートの活用/一般職(非監督職)の成績評価基準書
3 成績評価の正しい進め方
成績評価の実施/粗点の求め方/成績評価の誤差傾向/成績調整の正しい進め方/甘・辛・部門間格差調整を検証してみる/二次あるいは全社調整の仕方/成績評語決定の仕方/成績評価のフィードバックの仕方
4 成績評価の質疑応答
〈問1〉成績評価でも、やはり主観的評価から脱却できないのではないか/〈問2〉現在のように年功的幹部の下では、正しい評価はできないのではないか/〈問3〉評価者から部下の評価結果について報告があったが、調整者(執行役員)として、どうしても納得がいかない。評価の順位を変えてもよいか/〈問5〉評価の10点に相当するのはどの程度かを、具体的な数値で明示できないか/〈問6〉評価者が評価期間の途中で人事異動した場合、評価者は誰となるのか/〈問7〉調整者(執行役員)が信任間もないため対人比較ができないときは、どのようにして調整すればよいか/〈問8〉一度C評価となるとどんなに努力しても、良い成績をとれないのではないか/〈問9〉業績が絶好調であり、全員A評価としてよいか/〈問10〉従業員の成績評語は、全社的に決めなければならないか
5 昇給時の能力評価
間違いだらけの昇給評価制度/正しい昇給評価の仕組み/過去2回の成績評語が異なる場合/各昇給評語の比率
第5章 新・成果目標管理プログラム
1 企業目標と社員個々の成果目標のつながり
より具体的な「貢献度」評価を/導入3つの制約/目標の妥当性 他
2 成果に対する責任を明確にするには
管理職に求められる成果責任/成果責任を体系化する 他
3 目標を設定する
目標の連鎖は会社目標から/目標管理シートの使い方/目標難易度の設定/6つのポイント 他
4 成果目標の評価方法
達成度評価の考え方/自己評価の基準/達成度評価の実務手順/プロセス評価のやり方 他
第6章 昇格昇進の新ルール
1 昇格昇進と幹部社員入れ替えのやり方
組織の骨格づくりは社長の仕事/昇格昇進させる根拠は何か/昇格基準線の引き方/昇格基準線を越えた社員の昇格判定の実務
2 初級職から中級職・上級職への適性をチェックする
職種適性をチェックする/適性報告書と自己申告書
3 管理職・監督職の適性をチェックする
管理職・監督職として誰を選ぶか/管理職適性調査書/箇所長登用基準書と執行役員登用基準書/執行役員評価のための総合評価基準書/大抜擢は失敗のもと
4 上級幹部の降格降職と処遇の実務
上に行くほど厳しくなる証明/執行役員不再任の場合の人事処遇/降格は諸刃の剣である/人事の改革を軌道に乗せるのは社長の仕事である/役職定年制・役職任期制の是非
第7章 年俸制の新たな仕組み
1 日本的年俸制とは
年俸制とは何か/「純血主義」崩壊の時代には「単年度決済」のほうが合理的/要求される能力が変化する時代には、年俸制のほうが対応しやすい/もはや年齢に配慮すべき賃金水準ではない
2 年俸制の設計
年俸制をどの層に適用するか/制度の概要/?基礎年俸の決め方/?貢献年俸の決め方/?加給年俸の決め方/作成例=年俸表をつくってみる/年俸制と賞与/年俸制と諸手当
3 年俸制運用の実務ポイント
賃金制度はシンプルなほうがよい/重役の報酬をも上回る年俸制=ハイリスク・ハイリターン型/月給から年俸への移行/年俸制と評価制度/相対交渉は必要ない/処遇職をどう評価するか/スカウト採用と年俸制/年俸制社員の定年と退職金/年俸制でなぜ退職金制度を温存するのか
巻末資料集
【巻末資料1】執行役員モデル規程
【巻末資料2】標準昇給図表
【巻末資料3】成績評価報告規程
【巻末資料4】成績評価基準書・報告書モデル
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