新収益源を創出し、業績を急伸させる!

創造の原理

会員価格で購入できます。お届けについて
机上版 在庫→
皮革版 在庫→
著者 上原春男(うえはら はるお)
形態 A5判 (15CmX21Cm)本文454ページ
発行 2002年2月22日 ISBN4-89101-024-X
内容 目次と項目   まえがき(著者のことば)
読者の声
価格
机上版
10,290円(税込)
ご注文
会員の方
皮革版 12,600円(税込) 初めての方

売れ筋書籍トップ10    書籍総合ご案内

書籍を、お送りできます。会員制度と割引価格について
日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041 






「創造の原理」著者のことば

 2002年は、私にとって記念すべき年になる。

 世界に先駆け、インド政府が1000キロワット規模の海洋温度差発電プラントを、私の設計で建設中である。おそらく2002年度内には完成し実用発電を開始する見込みだ。

 私は1973年から本格的に「海洋温度差発電」の研究を開始した。それから30年近くたった2002年になって、ようやく海洋温度差発電の実用化が始ろろうとしている。このニュースは世界各国に伝わり、国内はもちろんのこと、世界各国から大きな関心を寄せられ、マスコミからも一斉に取材されることになった。

 思えばこの約30年の間に、海洋温度差発電に対する世間の認識も大きく変化してきた。私が研究を始めた当初は、「海水を汲み上げるために費やされるエネルギーに見合う発電量は理論的に不可能で、まったく意味のない研究だ」と、学界から袋叩きにあったものである。しかし私はめげることなく、実用化のために、ただ走りつづけて来た。

 近年になって、石炭・石油などの化石エネルギーによる発電や原子力発電がもたらす地球環境汚染が問題となり、2000年に開催された沖縄サミットでは「再生可能エネルギーについて作業グループ設置」が合意され、具体策を検討するために専門委員会が作られることになった。海洋温度差発電は、資源を繰り返し利用する夢の無公害エネルギーという面から、大きな注目を集めるようになったのである。

             *

 私は2000年元旦に突然の心臓発作で生死の間をさまよった。1分間に220回もの鼓動を打つ「心室ヒン脈」という奇病であった。

 その入院中のベッドの中で、死を覚悟した私は、自分の海洋温度差発電の開発の軌跡について、どうしても書き残しておかなければと考えた。海洋温度差発電は、私が命をかけたテーマであり、私の人生そのものである。その研究の過程では、いろいろな苦しみも喜びも数多くあった。それらは、いずれも「創造の苦しみとよろこび」そのものであった。

 私は担当医の目を盗みながら、遺言代わりに私の思いを少しずつ綴っていった。そして原稿が多少まとまったときに、私の信頼する日本経営合理化協会の本間登美雄出版局長に、その原稿をみてもらった。本間氏は一読するなり「これは感動的な創造人生一代記です。ぜひ〈創造の原理〉としてまとめてください」と励ましてくれた。

 かねてから私は、日本の閉塞状況を打破するためには、世の為政者や経営者に、いまこそ「創造性」を強く発揮してもらいたいと考えていた。そこで自分の研究を長年支えてくれた「創造の原理」を中心に、病床でまとめた原稿を大幅に書き変えることにした。それが本書「創造の原理」である。

            *

 私は、人間のもつ能力の中でもっとも素晴らしいものは、「創造性」だと考えている。

 この地球に人間という生物が登場してからの歴史を振り返ると、文明の大きな転換期には必ず歴史的な創造がなされ、人間社会を大きく変革し成長させてきたことがわかる。今日のような文明社会を築いてきたのも、人間がもつ「創造性」のなせる技である。

 そして私が学者という仕事を選んだとき、生涯の研究テーマを見つけだすために必死で考えた出したものが、「創造の五大原理」であった。

 これら五つの原理に沿っていくと、面白いようにアイデアが浮かび、いろいろな創造ができるようになったのである。この創造の原理によって、私はエネルギーの研究、とくに「海洋温度差発電の実用化」を、一生の研究課題として捜しだし、数々の発明をし、今日の実用段階を迎えることができたのだ。

 いま日本は未曾有の不況と閉塞の中で苦しんでいる。

 それは、われわれが文明の大転換期のただ中にいるからだ。私は、われわれのすむ世界が、2001年から、これまでの文明とは本質的に異なる「第三の文明」に突入したと考えている。

 国家の運営においても企業の経営においても、これまで正しいとされ、上手くいってきた考え方や手法が、まるで役に立たなくなってきた。このような時代には「アイデア発想法」とか「ひらめきの養成」という程度の創造性では、到底太刀打ちできない。今こそ日本人すべてに本質的な創造性の発揮が必要なのである。

 この閉塞を破り業績を伸ばすために肝心なことは、創造することなのである。かつての成功体験にしがみついていては前に進まない時代を迎えている。われわれは、古い考えや手法を、勇気をもって捨て去る覚悟をしなければならない。

 創造することは苦しいが、しかし同時に、胸がわくわくするほど楽しいことである。一刻も早く、読者の皆さんに「創造のよろこび」を味わっていただき、新たな繁栄につながる創造をしていただきたい。本書が、その具体的なきっかけとなることを心から望んでいます。

                                  

(創造の原理まえがきより・一部省略)

平成14年1月吉日
上原春男
創造の原理 もくじ

 

 序 章 なぜ創造の原理か

    1 なぜいま「創造性」を問題にするのか

        なぜ創造が必要か

        幸福とは創造することである

        幸福な人は満足している

    2 創造は最大の財である

        創造は財を築く

        シッダールタの教え

        企業の成長は構成員の創造性の総和である

        企業の創造性の計算法

        わずか3カ月で30%業績アップ

        ベビーベッドのある会議室

        年商100億円に向かって

        業界不況の中で業績七割アップ

        新たな創造がないと企業はもたない

    3 国民全体の創造性が発揮されないと国の成長が止まる

        国の成長は、国民の新たな創造がないとストップする

        国民の創造性の度合いが大きい国は急速に成長する

        経済と文化の成長

        経済を成長させる要因

        文化を発達させる要因


 第1章 創造の本質

    1 創造の魔力

        ことは雪の日に始まった

        10個の電球が灯った

        創造の喜び

    2 創造は苦痛を伴うものである

        「創造の原理」と「成長の原理」

        創造は変化を起こすことである

        創造的仕事は容易に他人に認められない

        海洋温度差発電は地球を救う

    3 秀才は創造的な仕事が苦手である

        創造的人間と非創造的人間の見わけ方

        偉大な創造者の共通点

        突然、創造の魔力にとりつかれたニュートン

        エジソンは問題児だった

        ワレンとエジソンの発明問答

        創造的人間は、学校秀才ではない

    4 創造性の定義と種類

        創造性の定義

        3つの創造性

        主体創造性

        システム創造性

        インターフェース創造性

        自転車に見る三つの創造性

        創造性のモデル


 第2章 創造の原理「第一原理」 目標明確化の原理

    1 目標の明確化は脳細胞を活性化する

        明確な目標は創造を生む

        手足や体の動作そのものが脳の働きを活発にする

        目標には大目標、中目標、小目標がある

        大きな目標の設定法

        中目標の設定

        小目標の設定

    2 企業における目標の明確化

        望ましい利益をあげるために

        大目標の設定

        セコムの大目標の設定

        企業における中目標の設定

        より高い数値目標のない企業の社員は創造性を失う

        1分当たり利益目標を設定せよ

    3 目標達成のための情報収集法

        ニワトリとタマゴを同時に生め

        自分の目標ややりたいことを他人に話す

        訪ねてきた人には努めて会う

        名刺は必ず保存しておく

        人に会ったらメモをとる。ただし重要な話のメモはとらない

        物事は忙しい人に頼む

        本は自分の金で買え

    4 目標実現のスケジュール化

        人生目標をいかに実現させるか

        10分単位の日計画

        目標があるとガンにも抵抗できる


 第3章 創造の第2原理 自由・競争の原理

    1 自由と競争は創造の源泉である

        競争下の自由

        護送船団方式は創造性をなくす

        競争を回避して創造性を失う

        自由度がなく競争的でない国は崩壊する

        チェルノブイリ原発事故の真因

    2 不安定が創造を生む

        ・ひらめく・年代

        変革期には創造的人間が現れる

        聖徳太子の「和の思想」の功罪

        日本人の創造性を害する「競争を避ける体質」

    3 自由と競争のない企業は滅亡する

        企業の創造性を削ぐもの

        自由のない職場

        ワンマン経営の功罪

        競争させる職場

        年長者が年少者に学ぶ

        創造性を生む職場づくりの秘訣

    4 競争に勝つことは創造することである

        競争は生物の進化の原動力類

        競争すなわち創造は、結婚に始まる

        競争と共生


 第4章 創造の第3原理 並列進行の原理

    1 「並列進行の原理」とは

        並列進行の原理は創知財を生む

        情報の量は本人の関心に支配されている

        目標テーマが多いと情報量も多くなる

        二兎も三兎も追え

    2 企業の経営では、並列進行は必須の要件である

        固定概念は自殺行為である

        資金繰りも並列進行で行う

        売上高の増大と経費の節減は同時並行して行わなければならない

        受注ビジネスの人は見込みビジネスが苦手

    3 将来のパラダイムに合った事業を立ち上げ

        20世紀型の企業は生き残れない

        デジタル化は、並列進行の原理そのものである

        インターネットによる並列進行教育が創造性を高める

        インターネット教育の試行

        設計におけるアナログとデジタル

        コンピュータ・シミレーターと製造技術の併用

    4 「並列進行」は研究者の創造性を高める

        ひとつの研究に没頭して


 第5章 創造の第4原理 条件適応の原理

    1 外部が変われば内部は変わらざるを得ない

        転換期は創造のチャンスである

        日本は大変革を断行しなければならない

        戦後日本の成長要因

        マッカーサーの大変革

        第四の改革

        21世紀の変化に適応できない教育システム

        画一教育は「条件適応の原理」に反している

    2 時計の進化と「条件適応の原理」

        言葉の発明

        時をはかる

        振り子時計の発明

        時計の進化

        時計の外的条件変化と内的条件の適応

    3 カップヌードルと条件適応の原理

        「条件適応の原理」を用いるとヒット商品が生まれる

        カップヌードルの創造性の価値

        K社の創業以来最高業績をもたらしたものは

        マクロとミクロでは適用法則が異なる

        ウエハラサイクルの発明

        創造の進化のスパイラル

    4 地球環境問題が飛躍的創造を生む

        全く違った文明が出現する可能性

        地球環境問題が「情報化」、「グローバル化」、
        「ボーダレス化」を生んだ


 第6章 創造の第5原理 分離・再結合の原理

    1 「分離・再結合の原理」の重要性

        創造性を高める決め手

        「内的条件」と「外的条件」とは

        内的条件と外的条件を結びつけるもの

        創造は全てのことを壊すことから始まる

    2 蒸気機関の進化と「分離・再結合」の原理

        ひとつの機械で機能を分離する原理

        蒸気プラントの進化と機能分化の歴史

        ワットの発明

        グラスゴー大学での大発明

    3 主体創造における「分離・再結合の原理」

        主体創造における「分離・再結合の原理」の利用の仕方

        野依良治教授のノーベル賞と「分離・再結合の原理」

        のり巻きオニギリは「分離・再結合の原理」の典型

    4 システム創造--企業における「分離・再結合の原理」

        20世紀最高のシステム創造者

        創造的な会長選考

        ウェルチ氏の経営手法と「分離・再結合の原理」

        「セブン・イレブン」成長の秘密


 第7章 第三文明の出現

    1 第三の文明が出現する

        文明とは何か

        4つの文明

        20世紀社会と21世紀社会の違い

        「個の時代」の社会の仕組み

        「企業の時代」の特徴

        「個の時代」の特徴

        なぜ「地球環境の保全」が文明の要素になりうるのか

    2 地球とは何かを考える

        地球の誕生と歴史

        海の誕生

        地球の進化史

        海は人類の母である

        人間の体内には、鳥、ヘビ、ネズミ、サルなどの遺伝子が残っている

    3 人間とは何かを考える

        人類のはじまり

        原人の出現

        人間の定義

    4 農耕の発明と創造

        農耕のはじまり

        農耕の発明による10大改革

        農業と創造性

        二一世紀の食糧と水問題

    5 人口問題と二一世紀の課題

        世界の人口と21世紀の課題

        日本列島の人口の推移と21世紀の課題


 第8章 創造のヒント

    1 創造性を高める八つの心得

        11の基本心得

        なにほとにも疑問をもとう

        デタラメ度から考える

        勘のよい人の思考法

        相似思考を身につけよう

        可能思考をもとう

        忍耐力を身につけよう

        忍耐力を身につける八つの方法

        まず行動しよう

        自然現象を常に観察しよう

    2 脳の正体と創造性

        創造性を養う第一は、脳の健康管理である

        人間の脳の仕組み

        人間の脳の各部のはたらき

        大脳新皮質と五つの連合野

        創造性を生む前頭連合野

    3 創造性を育てる

        21世紀の創造的教育

        人間の創造能力の中身

        人間の創造性の測定法

        創造能力の育て方

        人間教育のすすめ

        知育だけでは永続なし

        創造性を発揮させる教育

        躾のナゾ

        スキル教育の重要性

    4 21世紀に求められる人間像

        ボーダーレス思想が創造を生む

        ジャック・ウエルチの望ましい社員増

        21世紀に求められる人間像の五箇条

      あとがき

「創造の原理」本体概要
●導入したとたん3ヶ月で業績30%増、この5年で年商12億円から
  91億円の小売、初年度70%増、2年連続倍増のメーカー…
  この不況期に脅威の成果をあげる「創造の威力」とは。
●エネルギー工学の世界的権威が、人生をかけた創造体験を
  通し、業績を急伸させる「創造の原理」を解き明かす。
●これから儲かる商品・事業を創出するために、社長として
  早急に対応すべき5つの原理と実戦策を明示した待望の書。
   ●本文総ページ数454ページ
   ●本体サイズ A5判(15Cmm×21Cmm) 上製本・箱付き
「創造の原理」著者について
 ◆著者 上原春男(うえはらはるお)氏について

  熱工学の世界的権威。氏の設計による世界初の実用型海洋温度差発電所が、2002年からインドで稼働。再生可能な夢のエネルギーがいよいよ実用段階に入り、世界的に注目されている。

 独自に編み出した「創造の原理」によって「ウエハラサイクル」「ウエハラプレート」はじめ数多くの発明を行い世界主要国の特許をもつ。工学博士。

 1996年弊会から「成長の原理」を出版、その異色な内容に刺激を受けた全国の経営者が参加して「上原塾」が開かれ業績を急伸させる経営者が続出。経営においても上原理論の有用さが証明された。物理学者でありながら交友の幅は広く、政治家、官僚、トップ財界人や中小企業の経営者、小説家から陶芸家まで多岐にわたる。

 1940年長崎県生まれ。1963年山口大学文理学部理学科卒。九州大学生産科学研究所講師、佐賀大学理工学部助教授を経て1985年同学部教授。1996年同学部長に就任。2002年佐賀大学学長に就任。


読者の声
価格
机上版
10,290円(税込)
ご注文
会員の方
皮革版 12,600円(税込) 初めての方