社長が身につけるべき、「立ち居振る舞い」と「礼儀作法」

一流人の礼法

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一流人の礼法:小笠原清忠:本

本体概要

著者 小笠原清忠(おがさわら きよただ)
形態 B5判 本文240ページ
発行 2008年6月28日 ISBN978-4-89101-224-3
内容 目次と項目   まえがき


机上版はオールカラー印刷につき、所作の細部までご覧いただけます。また、上製本ですので長くご活用いただくことができ、お薦めです。


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「一流人の礼法」はじめに


 本書は、とくにリーダーの方々のために記しました。リーダーという立場を考えて、上位者としての立ち居振る舞いについて、できるだけ分かりやすく記した専門の書です。

 「礼儀作法」というと、とかく女性や若い人が対象と思われがちですが、本来は人を率いる立場の人ほど、「本物の立ち居振る舞いと礼儀作法」が求められます。古今東西、人を束ねて統率していくには、力もさることながら誠を示し、人を魅了する礼法が欠かせないからです。

 聖徳太子の十七条憲法にも、「群卿百寮礼を以って本とせよ。それ民を治むるの本は要するに礼にあり。上礼なきときは下斎(ととの)はず。」のくだりがあります。

 書店に行けば「マナー」や「作法」に関するたくさんの書物がコーナーを占めています。しかし、これらの本の読者対象は、下位者か、対等のお付き合いまでを想定したものがほとんどです。決してそれらの本自体が悪い訳ではありませんが、上位者としての礼法について書かれた書が、世にあまりにも少ないのが心配されます。

 しかも手順や型に終始するあまり、本来、心が最初で形となって表現されるべき礼法が、さながら機械仕掛けの人形のように「お辞儀は何度まで曲げる」といった指示書も多く、「礼の心」について説かれている本物の書を見かけないことは実に危うい兆候です。

 それは現在の日本に、真にリーダーたる者のための指南書が不在になってきていることを意味するからです。上が粗暴で礼なくば世は乱れます。

 ある人物と接したとき、人は無意識で「言葉」と「動作」を合わせた、いわゆる「教養」を見てその人を判断します。「教養」というと、とかく知識や言葉づかいなど「知的教養」ばかり重視される傾向がありますが、実は「動作における教養」は、知的教養以上に大切です。それは理屈を超えて瞬間的、それも感覚的に伝わってしまうからです。

 たった一回お辞儀をしただけで、その人となりが醸し出されます。難航の場面でも「あの人なら」と好転させる上位者の礼もあれば、どれだけ知識が豊富で、書面や会話ではまともでも、リーダーの粗暴なお辞儀一つで組織全体の信頼をなくすこともあります。

 これはとくに上位者であればあるほど、自覚しなくてはならない重要事です。下位者のマナーや作法は本人だけの問題で済みますが、リーダーの礼法は、長たる者の責任とともに、その組織全体にまで影響を及ぼすからです。

 本書の中で詳しくご説明しますが、小笠原流礼法とは鎌倉時代に端を発した武家作法です。八百年以上、脈々と受け継がれてきたその最大の特徴は、鎌倉時代より江戸時代を通じて常に「指導者階級に指導者たるの心得を説いてきた礼法」という点です。そしてその真髄は、心と体の融合にあります。

 小笠原流には、基本となる書物が二冊残されています。『修身論』と『体用論』という書ですが、『修身論』は「心」を、『体用論』は「体」を、それぞれいかに扱うべきかについて述べています。礼儀作法の修練は品位、風格の習得を目指すことになりますが、心と体が一体となったときに礼法の真髄が発揮されるのです。

 本書では、この二書にならい、「心の編」と「体の編」でそれぞれリーダーとしての礼法の心と体の扱い方を提示。さらに現代社会における、とくにビジネスの現場での様々な場面における礼法を「応用編」にて、三部構成で分かりやすく解説しています。

 「野人礼になれず」ではこれからの真の国際化時代に通用しません。また型によるマナーも世界では嘲笑の対象となります。一方、真の礼法は諸外国で通用します。それは「心」から表れる動作だからです。

 立ち居振る舞いという動作は、単に知っていても意味がありません。その場その場で実際に役立たなければなりません。同時に無駄がなく、効率的であることも要求されます。無駄を省き、その時に一番ふさわしい動きをすると、見ていて美しい動きとなります。

 「実用・省略・美」が一体となったとき、はじめて美しい動作となって映ります。本書では、これら一連の美しい動作や手順などもできるだけ分かりやすく体得いただけるよう、写真を多く使って解説を加える工夫もしました。

 本書を活用して、実用的で、無駄を省いた美しい礼法を身につけていただければ幸いです。そしてそれら一連の動きが、自然となり、『極めれば無色無形なり』の境地に一人でも多くのリーダーが至り、関わる多くの人々を幸せに導かれることを念じてやみません。

2008年5月吉日
小笠原流礼法 三十一世宗家 小笠原清忠
一流人の礼法 目 次

 

はじめに

心の編 〜リーダーのための、真の礼法の心〜

 いま、なぜ小笠原流礼法なのか

 互いの安全のために生まれた礼法

 小笠原流の歴史は武家作法の歴史そのもの

 捻じ曲げられた礼法

 リーダーとして礼法の本質を知る

 何が失礼で無礼なのか

 日本人の感性を育んだもの

 なぜリーダーに作法が必要なのか

 時代が変わっても本質は変わらない




体の編 〜5つの基本の動作の習得〜

 体の編にあたり

 立つ

 座る
  正座/跪座/正座から跪座/跪座から立つ/立った姿勢から座る/
  椅子の座り方/椅子に座る、椅子から立つ

 歩く
  歩く基本/礼法の歩き方/日常の歩き方/膝行膝退

 廻る
  立って廻る/開く、開いて下がる/座っての開き、廻り方/
  廻ってから立つ

 
  お辞儀の基本/立礼の三態/お辞儀の仕方/座礼の基本/
  座礼の五態/座礼の仕方




応用編 〜リーダーのための場面別、正しい作法〜

 訪問

 【会社訪問】
  エレベーターの乗降/部屋のどこに座るか/案内時の作法/
  挨拶と商談時の視線/コーヒー・紅茶の頂き方/自動車などの席次/
  自動車の送迎

 【自宅訪問】
  靴の脱ぎ方/和室の上座と下座/手土産の渡し方/風呂敷の扱い方/
  座布団の作法/茶菓子の頂き方/ビール・お酒の頂き方/
  酒のもてなしと酒器/物の扱いについて

 食事

 【和食】
  おしぼりとナプキンの扱い方/お箸の取り方/箸構えと箸の持ち方/
  慎みたい箸使いと悪いマナー/食事中の姿勢とマナー/
  器類の持ち方と扱い方/蓋を開ける手順と置き方/お刺身の頂き方/
  椀・蓋付の食器の扱い方/海老や串物の頂き方/魚料理の食べ方/
  汁物の頂き方と箸捌き/再進(おかわり)と、間違いの多い作法/
  松花堂弁当などの頂き方/寿司の頂き方/その他の和食の作法…

 【洋食】
  洋食のテーブルウェアについて/ナイフとフォークの扱い方/
  洋食のマナーの違いについて/ライスはフォークの背に載せるべきか/
  オードブルなどの頂き方/スープの頂き方、パンの頂き方/
  コース料理とアルコールについて/その他アルコール・テイスティングなど/
  チップ・心づけについて/魚料理、肉料理の頂き方/
  食事中のサインと中座の仕方/食事を終えるとき…

 【会食・立食】
  会食・パーティー会場でのマナー/談話とスピーチについて/
  立食パーティーでの振舞い方/歓談中のグラスとお皿の扱い方

 茶会
  茶席と懐石料理について/茶会の進行手順について
  茶席でのお茶の頂き方/茶器や床前の拝見

 お座敷・お茶屋
  お座敷・相撲・歌舞伎などに呼ばれたとき

 表彰
  賞状・副賞などの扱い方の基本/賞状の授与の仕方/
  大切な書類等の扱い方

 冠婚葬祭

 【結婚式】
  立会人・媒酌人を頼まれたら/熨斗袋(のしぶくろ)について/
  袱紗(ふくさ)の使い方/

 【葬儀】
  香典の渡し方/葬儀・葬儀委員長について/
  香典袋の表書きと作法/焼香のあげ方/玉串の捧げ方/献花の仕方…

  終わりに

  著者紹介


一流人の礼法
●鎌倉時代より、800年を越えて受け継がれてきた、日本を
 代表する小笠原流礼法の宗家が、
「本物の礼法」について、
 分かりやすく解説した注目の書。
●読者対象をリーダー層に限定。単なる型や手順を示す一般の
 マナー書ではなく、あくまで「上位者としての礼法」について、
 その要諦を初めて公開。
●「心の編」「体の編」さらに「応用編」で内容を構成。“心と体の基本”
 から、実際にリーダーが直面するさまざまな場面別での作法などを、
 500点もの写真や図で徹底的に分かりやすく解説。
●見て読んで、体得できる…。常日頃の所作から海外でも通用する
 一流のマナー・振る舞いが身に付く、まさにリーダー必携の実用書

※本書の売上の一部は、特定非営利活動法人 小笠原流 小笠原教場の活動資金に当てさせて頂いております。

   ●本文総ページ数240ページ
   ●本体サイズ B5判
   ●普及版は、モノクロ(一色)印刷・並製本・箱なし(ソフトカバーです)
   ●机上版は、オールカラー印刷・上製本・箱付き(ハードカバーです)
   ●特装版は、机上版の装丁に加え、三方金を豪華に施し、
     別帳で著者直筆サインを加えています。また、専用の
     美装ケースに入れてお届けします。(200部限定)
     ※皮革装丁ではありません。
   ※カラー机上版と特装版は、書店販売はありません。
   ※3種類とも、印刷や装丁以外は、内容は同一です。
机上版はオールカラー印刷につき、所作の細部までご覧いただけます。
また、上製本ですので長くご活用いただくことができ、お薦めです。
◆モノクロ普及版◆


※モノクロ普及版はソフトカバー装丁です。
◆カラー机上版◆
※カラー机上版は箱入りハードカバー装丁です。
本書は、写真500点以上で、動作や感覚についても分かりやすく解説しています。また、連続性のある写真表現を使用し、一連の手順や美しさについても見て、読んで体感いただける工夫をしています。
◆特別装丁版(限定200部)◆
書籍の印刷方法や内容等はカラー机上版と同一です。違う点は、概ね下記3点です。

1. 書籍の天、小口、地の部分に豪華な「三方金」を施しています。
 ※天だけ金を施したものを天金(てんきん)といって高価な書籍に施されますが、三方金(さんぽうきん)はさらに上位の装飾となります

2. 本扉の次に、著者肉筆サインおよび印を施した専用の用紙を収録
 ※できあがった書籍へのサインではなく、あくまで専用用紙にサインをいただき、捺印いただき、この用紙を加えて製本しています。

3. 専用装丁と専用の大型美装ケースに収録
 ※本体外装には特別装丁版オリジナルの美しい装丁。また美しいクロスでくるんだ特別仕立ての大型専用箱に収録しており、まさに限定版ならではの豪華な仕上がりです。


美しいクロス仕上げの専用箱。一つずつ熟練職人の手作業で仕上げています。

豪華な三方金を施した本体。(書籍は1冊ですが、本体を分かりやすくご覧いただくために、小口側と背側を同時に掲載しています。)また表層も背の部分(白い部分)を別の素材で加工する高級な装丁を施しています。

実に美しい職人の手作業による三方金

一冊一冊、別帳で綴じ込まれる著者肉筆サインと落款。筆文字と朱肉を使用しているため、
稀に前頁の扉紙にうつっている場合がありますが、ご容赦ください。

上記は著者サイン会でのカラー版へのサインの風景。
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〒101-0047東京都千代田区内神田1-3-3
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「一流人の礼法」著者について
小笠原流礼法 31世宗家 小笠原清忠

大的式を奉納中の著者三十一世宗家。於 大宮八幡宮
著 者/小笠原清忠(おがさわらきよただ)氏について

 鎌倉時代から八百年以上、脈々と受け継がれてきた小笠原流弓馬術礼法の正式継承者。三十世宗家 小笠原清信の長男として出生。小笠原流は弓と馬と礼の三つをもって正式とし、その継承は道統と称され一子相伝で伝えられる。

 慶應義塾大学商学部卒業、医療金融公庫(現福祉医療機構)勤務中の平成四年、弓馬術礼法小笠原流三十一世宗家を襲名。小笠原流礼法、弓馬術礼法指導ならびに普及に尽力。

 現在、嫡男の清基氏も携え、全国各地の神社などで神事を奉納。「靖国神社三々九手挟式」「明治神宮成人の日祝賀元服式 」「日光東照宮流鏑馬神事」「鶴岡八幡宮流鏑馬神事」「熱田神宮百々手式」「鹿島神宮百々手式」…など、その数は年間四十回以上を数える。さらに、各地で礼法稽古場も開催、まさに東奔西走の毎日。

また、日本の伝統文化をより広く諸外国に知ってもらうことを目的に、アメリカ、フランス、イギリス…等、海外現地に赴き、流鏑馬神事などを催行。

 フランスではエッフェル塔を背景にシャン・ド・マルス公園で流鏑馬を披露。また、イギリスでは日英両国の皇太子殿下が名誉総裁を勤められ、両殿下の御台覧を仰ぎながら流鏑馬を執行。

 これらの海外活動は「YABUSAME」として大変な人気とともに賞賛を集め、日本文化の国際的普及に多大なる貢献を果たしている。

 東京都学生弓道連盟会長、財団法人 姿勢研究所評議員、日本古武道振興会常任理事、儀礼文化学会常務理事、慶應義塾大学非常勤講師、国学院短期大学客員教授、池坊学園客員教授…などを歴任。昭和十八年東京神田生まれ。

 著書/「小笠原流弓と礼のこころ」(春秋社刊)、「小笠原流礼法で強くなる日本人の身体」(青春出版社刊)、「小笠原流礼法入門」(アシェット婦人画報社刊)、「図解雑学・小笠原流 日本のしきたり」(ナツメ社)…他、月刊「武道」(日本武道館刊)に「武道の礼法」寄稿など…他多数。





●特定非営利活動法人(NPO法人) 小笠原流・小笠原教場について

 これまで、弓馬術礼法小笠原教場は小笠原家として活動してきましたが、八百年以上続く日本の伝統文化の乱れや誤解に対して、法的な正当性の確保や活動の永続性・継続性のために、平成二十年二月、所轄庁の認可を受けて特定非営利活動法人として法人格を取得。

 現在理事三名(理事長 小笠原清基氏、副理事長 鶴岡八幡宮宮司 吉田茂穂氏、理事 医療法人明正会理事長 今林正明氏)にて活動中。

 今後、恒常的に稽古ができる道場の取得、より多くの方々への小笠原流礼法の正しい普及のために、支援ならびに会員を募っています。

小笠原流礼法の各地の教室・稽古場、および稽古場などのご案内
小笠原流礼法 小笠原教場 http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/

※本書の売上の一部は、特定非営利活動法人 小笠原流 小笠原教場の活動資金に当てさせて頂いております。

普及版(モノクロ並製本):  8,500円(税込)
ご注文
会員の方
机上版(カラー上製箱付): 15,750円(税込)
特別装丁限定版(200部):38,000円(税込)
初めての方
日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041