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「規制」の中で行なわれていた「団体戦」は「分け合う」仕組みであったが、「自由化」と同時に個々(企業)の「自由競争」が始まり「奪い合う」仕組みへと変わる。ちょうど、動物園に飼われていた動物が、いきなり檻を外され野原に放り出されたような状況で、今の市場の環境に近いものがある。 |
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| ◆ 「改革」と「開発」は今や生き残るための必要条件
いよいよ今までの業界の常識、過去からの延長線上の手直し程度の開発では、通用しない市場環境、消費者ニーズの変化が顕著になって来たのが、あらゆる業界の方々が痛感しているのではないかと推察します。 7月に行なわれた、当協会主催の開発セミナーには、53社の方々が参加され、大変熱心に私の話を聞いて下さり、興味を示して下さいました。また、当日お配りしたアンケートにも多くの方々がお答えていただきました。 その中には、今月1日より酒類販売の自由化が実施されたように、それまでの業界の仕組みの根幹をなしていた枠組みそのものが転換してしまい、新しい構造の中で企業を維持拡大していかなければならない状況にさらされている会社が、どのように取り組んだらよいかの切実な課題を抱えていることが書かれていました。 また、中央卸売市場という農林水産省の許認可事業も同様、市場法の改訂により、いろいろな規制の撤廃を進める中で、生産者から農産物を委託され、せり売りを商いとしている業者の方々も、これからは直接販売の仕組み、独自性を発揮するための商品開発に取り組まざるを得ない状況に迫られているようです。 この開発塾も余すところ、この号を含めてあと2回となりましたが、これまで解説して来た手法は、「開発の基本」についてふれてきました。従って、商品開発に限らずあらゆる開発に応用が可能です。自由競争の中で生き残って行くための、新しい「枠組みづくり」であったり「新業態開発」にも応用できます。 先ずは、今まで通りでは通用しない。新しい原理なり手法を開発していかなければならないという認識に立つことが一番大切です。その意識をもてない企業は、市場からの退場を余儀なくされる時代に来ていることを市場が示しているように思います。新しいモノをつくり出す「改革」、「開発」が企業を存続させるために不可欠であるとの認識を持って積極的に取り組むことをお勧めします。 そして、この塾の最初の頃(第3号)にもふれたように自社の強みを原点に帰ってもう一度分析し、これからの世の中のニーズを捉え、自社の強みを活かすことをとことん考え抜けば、必ずや企業を発展させるための新しい事業開発、あるいは商品開発のアイデアは創造できます。 自社の強みが差程ないからといって諦めることは決してありません。「持たざる強み」を発揮すればむしろ多くのものを抱えているところよりも新しいことに取り組み易いのです。やはり、取り組もうという「明瞭な意志」とちょっとした「勇気」そして、一歩歩み出すだけの「行動力」があれば新しいモノを生み出すことができ、あなたの会社を甦えらせることが可能になります。 |
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