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洋菓子の定番中の定番「シュークリーム」も直径12cmのジャンボザイズにして食べ方の提案を添えれば、独自性のあるヒット商品になります。 |
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| 既存の自社商品(サービス)からヒットを生み出す――こんなことができるのだろうかと疑問に思われるかもしれませんが、ちょっと発想を変えるだけで可能となるのです。言い換えれば、このちょっとした発想の転換がヒット商品を生むといってもいいでしょう。 前回、定番商品についてのご説明をしました。では、どのようにしたら定番商品が目立つようになり、ヒット商品に生まれ変わらせることができるのでしょうか。 まず、お客様(消費者)に商品(サービス)を手にとってもらうためには、その動機付けが必要になります。わかりやすく言えば、ほかの商品(サービス)に比べ、どうやって際だたせるかということです。 つまり、商品そのものに目立つ要素を加えるわけです。 例えば、小売商品であれば商品そのものに手を加えない、いわゆる定番のままでも店頭での陳列の方法を工夫すれば目立ちます。 そのもっとも簡単な方法は、他の商品よりも大量陳列するだけでも目立って、消費者への購入動機付けになるわけです。また、大々的な宣伝を行うというのも一つの手法です。 こうした方法のほかに一般的には次のような5つの切り口があります。 1. 原点回帰(温故知新) 2. 絞り込み(特化) 3. 掘り下げ(専門化) 4. 組み合せ(複合化) 5. 対極(二極化) いずれの方法でも、消費財の場合は、最初に一目見た時に「これはほかとは違うモノだ」と思わせることが購入動機付けを成功させる鍵となります。 というのは、人間の五感のうち、行動を支配する率の一番高い(70%)のは視覚であることからもお分かりいただけるかと思います。 目立たせ方によって成功したものの例として以前ご紹介した?デザート・カンパニーで最近ヒットした商品のお話をしましょう。 デザート・カンパニーでは直径12cmの日本一大きなシュークリームをつくりました。このシュークリームの上部をカットし、お客様に蓋のようになったシュークリームの上部を開けていただき、中のカスタードクリームにフルーツやスポンジケーキなどを付けて食べていただく。 しかも一人ではなく、何人かで楽しんでいただける商品として提供しています。言ってみればシュークリームの外側を鍋に見立てたチーズフォンデユーのようなものです。そして、最後にシュークリームの皮もみなさんで楽しんでもらうことをねらった商品です。 この商品は定番商品をヒット商品にするための切り口で言えば「対極」を使ったものです。つまり、シュークリームを大きなサイズにして目立たせ、更に新しい食べ方の提案を添えて「大きくみんなで食べる」という切り口で開発したものです。 このシュークリームは居酒屋、カラオケ、回転すし屋でも人気を呼んでおります。大きさが目立って成功した例です。ただし、注意が必要なものは味が一番大事である(「確か」で「飽きない」)ことをお忘れなく。 自社商品(サービス)で品質的には良いのに、なかなか売れないものがありましたら、是非ご紹介した切り口を参考に、目立たせ方を工夫してみて下さい。ヒット商品に生まれ変わるかもしれません。 |
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