|
|
|||
![]() |
|||
|
ヒット商品の基本構成要素からすると、定番商品を目立たせればヒット商品につながることになる。ただし、目立たせ方にコツがある。 また、上記三つの要素は、それぞれ基本コンセプト(ゴール)に即した内容が求められる。 |
|||
| 前回までは、商品(サービス)開発を行う際に「スピード」「質」「コスト」が要求され、現代ではそれが最重要視されること。そして、それをクリアするためのネットワークづくり、実践に当っての注意点などを述べてきました。
今回は、実際の商品(サービス)の開発を成功させるために欠かせない要素を考えていきたいと思います。 日頃、皆さんから「開発を成功させるコツってありますか」という質問を受けることがあります。そんなとき私は「シンプル イズ ザ ベスト」とお答えしています。 「開発」といっても、食品、工業製品、キャラクター、サービスとその内容は多岐にわたります。それらすべてに共通するものは、言い古されていることではありますが「シンプル イズ ザ ベスト」ということなのです。つまり、消費者なり、ユーザーにとって“分かり易い”モノをつくることがポイントなのです。 往々にして、開発というと「新しいモノをつくる」「今までになかったモノをつくる」と思ってしまいます。そのためさまざまな要素を複雑に組み合せて、何かを作り出そうという傾向が強くなります。しかし、これは開発者が填る陥穽にほかなりません。 統計的に見ても、開発が成功する確率は非常に低いものとなっています。しかし、成功の低い確率を少しでも高くするには、その商品(サービス)をなるべくシンプルなものにするということなのです。 前にも「分かり易い」「ユーザーにとっての便益性」に富んでいる商品(サービス)は成功する要素であるといいましたが、これに加えて消費者、ユーザーに「際立たせる」ことができれば、商品の発売やサービスが始まった直後から消費者やユーザーから支持が得られ、開発の成功の確率は高いものになります。 その上で「継続性」という要素が加われば、この商品(サービス)はロングセラーのヒット商品(サービス)となるのです。 開発をスタートする際、もっとも重視するべき三大要素は「確かさ=保証要素」「飽きない=継続要素」「目立つ=購入動機付け要素」があるかどうかを見極める必要があります。 つまり、ヒット商品とは「定番」×「目立つ」ということで生み出されるのです。(図参照) 非常にわかりやすい例を挙げてみましょう。例えば「水」です。現代はナチュラル思考が強く、飲料水は水道水ではなくミネラルウォーターを買って飲む方も増えています。 しかし、水道の水のであろうが、ミネラルウォーターであろうが「水」という商品そのものに変わりありません。しかし、「〇〇〇の水」というブランドをつけ、目立たせることで中東からタンカーで運んでくるガソリンよりも高く売れる商品になるのです。 つまり、ナチュラル思考で行くならば「富士」「アルプス」「深層深水」などの地名や自然を強調させ、サイエンス思考派には「イオン」「H2O」といった科学的な要素強調することで、商品を目立たせることができます。 こういった商品が高付加価値商品なのです。しかし、成分や含有物などに違いはあったとしても、これらすべては「水」に違いはないわけです。 一見、複雑にみえる開発商品でも、ヒットしている商品を分析してみるとこのような要素がベースになっていることがお分かりいただけると思います。開発はまったくのゼロから有を生むような作業ですが、ビジネス上の現実的な開発の範疇で考えれば、成功の確率を高くすることは可能なのです。 |
|||
|
|||
|
|
|||
|