社長のための「売れる高級品」開発塾 14号

「癒しお届けサービス」に注文殺到!

−出張マッサージ「癒し工房」 GoodSun株式会社 -

 いよいよ4月1日からペイオフが解禁となり、本格的な自由競争、自己責任が重視される社会構造になってきました。団体戦の仕組みで育った人間にとってみると自由競争という厳しい環境に哂されることになりますが、一方でやる気のある人間にとってみると大きなチャンス到来といことが言えます。

 また、この競争激化現象と共に、少子高齢化、働く女性の増加などによる職場、家庭でのストレスからさまざまな問題が表面化しています。そんな中、「癒し」を求めている人が急増しています。

 特に、職場で働く人間にとってみれば、仕事への重圧、責任、人間関係、緊張感、疲労感などなど、「癒し」を求めていない人はいないといっても過言ではないのではないでしょうか。

 このような現象をいち早く感じ取り、企業向けに特化して出張マッサージのサービスを展開し、今注目されている会社があります。もともと柔道整復師であった山口建臣氏が2002年4月に創業した(2004年9月に法人化)、GoodSun株式会社(東京都千代田区)です。

 この会社が主宰する「癒し工房」は企業に特化した出張マッサージサービスを独自のビジネスモデルを通して全国展開しています。東京で始めたサービスが好評であったため、大阪、名古屋、福岡など地方都市の整骨院などにネットワークを拡大したものです。

 「癒し工房」は、国家資格を持つマッサージ師、鍼灸師、整骨師、その他(現在登録スタッフ500名)が契約先の企業へ訪問。折りたたみ式の簡易ベッドを持ち込むなどして休憩室や会議室を利用して社員の方々へのマッサージサービスを行っています。

 料金は企業規模、施術する人数(癒し数)によって異なりますが、社員数500名以下の企業の場合、月間10万円(延べ16時間の場合)が目安で、条件によって変わります。

 顧客からの注文は東京で一括して受け、ネットワークに加入している店舗やマッサージ師へ連絡し、依頼主の元へ出張します。

 料金は一見高いように思われますが、企業は福利厚生の一環として導入することが多く、経営者の方からも社員の方々からも大変感謝され、御礼の手紙やメールが沢山届いています。




 このサービスを始めようとしたきっかけは、個人事業主として西新宿で始めたマッサージの仕事で依頼があると白衣を着たまま折りたたみ式のベッドを担いで街中を疾走し、お客様のところまで出向き、出張サービスを行っていました。その後スクーターに搭載して訪問するようになりましたが、24時間出張サービスを行っていました。

 依頼が多くなる中、顧客の一人である会社の社長から時間が無いので会社に来て、マッサージをしてくれないかというリクエストがあり、訪問した際、ついでに疲れている社員がいるから、マッサージをしてやってくれといわれたとき、企業向けマッサージサービスのアイデアが閃き、その後特化に踏み切ったのです。

 一つの企業の本社で採用が決れば、地方の支社や営業所でも導入されると判断し、地方の拠点づくりに着手。独自のネットワークを作ることにより全国展開を決めました。

 昨年には法人化し、現在ではマスコミ等の報道を通して知った企業からの問合せが殺到しており、一部上場企業を含む各地の依頼主へ対応する為、全国のネットワーク先開拓に追われています。

 今後急成長が期待されるベンチャー企業の一つですが、この事業も自社の「強み」を生かし、自らが実際に現場のナマの声を目敏くキャッチし、ニーズに対応するビジネスモデルを描いた上、「弱み」(欠けている要素)を補うためのネットワークシステムを設けて高付加価値サービスの提供を実現しているケースです。

 開発をする人は現在抱えている資源(ヒト、モノ、カネ、情報)でアイデアを発想するのではなく理想の姿を描いて開発に着手することが成功へ繋がります。



■癒し工房

  TEL:03-5532-1841  FAX:03-5532-1842
  http://www.iyashikobo.com/

内海悟



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