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「付加価値配送」で物量業界に風穴をあけ急速に事業拡大 −グランディオ(横山寛社長、東京都墨田区)− |
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| 物流業界で長年経験を積んできた横山社長が「脱下請け」を目指し、荷主との直接取引に特化。「運送業はサービス業」の考え方を貫き「運ぶ+作業」にこだわって、「付加価値配送」を実践。多くの荷主、メーカーから次々と依頼、相談が殺到しています。 例えば、ユニットバスのメーカーからは、建設現場までユニットバスを運び、備え付けまでを受注し、「運ぶ+取り付け工事」を行なうことにより、メーカー側の無駄を削る手伝いをしています。 また、消火器メーカーとは、保管、配送、新旧の交換作業、設置、メンテナンスを一貫してメーカーに代わって行なっています。その他にも、パソコンの配送、設定、不要品の回収、弁当の配送プラス配膳など、さまざまな業界の荷主のニーズに応えています。 運送業界も下請け体質が強く、荷主からの仕事を受注するため、価格競争に陥り、過酷な労働条件を強いられているドライバーが社会問題を引き起しています。 そんな中、横山社長は、顧客の視点に立って求められている配送サービスとは何なのかを徹底して追求し、「運ぶ+作業」という荷主の手間が省けるサービスの提供に踏み切ったのです。 配送費だけでとらえれば、決して安くはないけれども、作業まで含めると荷主側がそれまで掛けていた経費と比較すると下がる上、手間が省けるというメリットがあります。 この「付加価値配送」を可能にしたのが、独自のドライバー確保のシステムです。ドライバー経験者を採用するよりも、各業界の専門知識、資格を持った人材を確保し、自社で開発した管理と教育システムを通して「気配り、目配り、心配り」のできる付加価値配送サービスを実現しています。 現在では、同様の視点から大手配送業者では取り組みが難しい、深夜宅配便「スターナイトエクスプレス」(夜9時から朝3時まで)を開始。マスコミの間でも話題となっています。 夜型の生活パターンとなっている若者をはじめとして、通信販売で購入したものを在宅時間帯の夜、配送してもらいたいというニーズに応えているのです。配送費は、1,000円と高いのですが、GPSの動態管理システム、携帯電話、パソコン、POSなど独自に開発したシステムを導入したことにより、配送予定時間の事前通知や代引き代金の通知や回収までも行なっています。 グランティオのケースも、ある意味で安く安くの業界で逆転の発想により、付加価値の高いサービスを提供することで、顧客から高く評価されている例です。開発、マーケティングの基本ですが、お客様が本当は何を求めているのか、そのニーズを突き止め、ニーズに応えるための、あるべき姿をとことん追求し、必要な技術、システム等をそれに合わせて開発することにより、埋め尽されている感のある業界でも、まだまだ開拓の余地が残されています。 グランティオの例も一見テーマの「売れる高級品」とは異なるようですが、「高級品=高付加価値商品」との捉え方からすると、やはり「売れる高級品」ということが言えます。自社が身を置く業界でも、グランティオの横山社長と同様の視点で見直すといろいろとアイデアがでてくるのではないでしょうか。 |
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内海悟 |
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