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ありそうでなかった |
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行列の絶えない花屋さん 3月3日はお雛祭りでしたが、どんな風にお過ごしになられましたでしょうか? 一般に冷蔵庫は花屋にはつきものだが、青山フラワーマーケットには冷蔵庫がない。実は花というのは、冷蔵庫に入っている間は持つが、出したとたん、急速に鮮度が落ちるのだ! しかも冷蔵庫に入っている花は見た目にも楽しむことができないし、香りを直接楽しむことができない。 |
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冷蔵庫の無い青山フラワーマーケットでは、すべて、季節の花の香りを直接楽しむことができる。段々の棚にアルミバケツに入れられた色とりどりの花々は、まるでパリの市場のようで、見た目からしてイケてる花屋さんなのだ。 ちなみに今、全国の花屋の店頭で500円程度の小さな花束が当たり前のように売られているが、このブーケの先駆者が「青山フラワーマーケット」だ。 一般の花屋で花束を頼むと、できあがるまで完成形がわからない上、時間もかかる。しかし、青山フラワーマーケットでは、グラスブーケ、キッチンブーケ、ダイニングブーケ、エントランスブーケ、リビングブーケ、すでに花束になっているため、すぐに購入して帰れるのもうれしい。 |
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みんなの「こういうのいいなぁ〜」を形に 「青山フラワーマーケット」の初出店は1992年。それまで、日本では、花のマーケットといえば、法人の贈答が主で、あとは結婚式やブティックや飲食店などのディスプレイ用。個人需要はせいぜい仏花といったところだったか。 いや。女性誌では、頻繁に「花のある暮らし」を提案していたし、「生け花」ではなく「フラワーアレンジメント」は常に人気の習い事だった。若い女性が好むカフェ「アフターヌーンティー」などでは、テーブルの上に小さな花が活けられていて、「こんな風に食卓にいつも花があると気持ちがいいなあ」ということをお客様側は知っていた。 |
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会社帰りのOLが列をなして購入しているのは、368円のグラスブーケや525円のキッチンブーケだ。これらはいずれも小さなグラスに活けてちょうどいい小ぶりなサイズだ。 花に無縁の元公認会計士が… これらの小さなブーケは「青山フラワーマーケット」を運営する「パークコーポレーション」の社長、井上英明氏は「日本では花瓶を持っていない家庭が多い」ということに着目して開発したという。 現在41歳の井上英明氏は、花き業界とは全く無縁の出身。早稲田大学政経学部卒。「世界を股にかけるビジネスマンに憧れ」、ニューヨークで公認会計士をやっていたというイケメンだ。 ところが、会計監査とは前年のカネ勘定が間違っていないかチェックするという仕事。「そんな終わっちゃったものどうしようもないじゃん。自分には向いてないわ」と1年で退職し、帰国。 すぐに会社を立ち上げ、「何をしようか」と考える。「自分は何をやっているときが楽しいか」と考えた末、「友人たちと遊んでいるときが一番」と、イベント企画や結婚式の企画・演出の会社を興す。 会社を作って一年後。ある経営の本に「会社経営には日銭があると非常に強い」ということを目にする。当時1990年。大阪・鶴見で「国際花と緑の博覧会」が開かれていた。「これからは花の時代だ」「花はいい」としきりといわれていたため、知り合いの花屋に頼んで、花市場に連れていってもらったという。 すると、そこいら辺の花屋で1本700〜800円しているバラが、市場ではなんと一本150円で売れられていることに大きなショックを受ける。 それで「俺もやるかあ」で、その場で持っていた2万円で仕入れ、花屋を始めたそうだ。すごいっす! 最初は無店舗で完全予約制で、知り合いの代議士に販売。2年後の1992年には、青山ラミアビルの地下の階段の踊り場に初出店! 観葉植物が置いてあった場所を「僕らにやらせてもらえば、観葉植物のリース代がいらなくなるうえに、家賃が入ります」と交渉なさったのだとか。ひえー! |
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店舗はパリ風でオシャレ。従業員のユニホームは制服はない。けれども、全部自前で花が映える黒に統一している。パリにはアパートがあって、がんばっているスタッフはアルバイトでも研修旅行に行ける。だから、ホスピタリティーがあって、センスのいいスタッフが集まる。
■今回の自腹■ 桃の花束 787円 合計787円チーン!。
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うえじゅん |
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