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世界中から超セレブ達が、 |
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| 実は老朽ホテルの全面リニューアル
JR目黒駅から徒歩30分程度の遠距離。にも関わらず、今、東京に世界中から超セレブがお忍びで訪れるホテルがある。 「クラスカ」という耳慣れない言葉は、「このホテルで暮らすかのように、過ごしてほしい」との思いから名づけられたとか。 「クラスカ」がオープンしたのは、昨年9月。若者に人気の代官山、中目黒からも程近く、輸入インテリアショップが立ち並ぶ、目黒通り沿いに建つこのホテルは、今ではすっかり新たなランドマークになっている。 ここに来れば何かがある?! 建物の1階には、フロントと、アジアン風のフードが売りのカフェ「The Lobby」、ブックストア「essence powered by Hacknett」、ドッグトリミングサロン「Dog Man」を付帯する。 2階はギャラリー、3階は共用のワークスペースで4階より上が客室階だ。6億円をかけた大改装は「ホテルで遊ぼう」をコンセプトに、地域での新たなコミュニティーとしての再生を狙っている。そのために提案されたキーワードのひとつが「ハプニング」。 このサロン、実はプードルを熊のぬいぐるみのようにカットする「テディベアカット」を発案し、全国に流行らせたいわば、犬界のカリスマ美容院。だから、スタッフも来るお客様も、犬も、まあ、皆さんおしゃれなこと。 だからか、1階のカフェ「The Lobby」では、犬を連れての入店も可能だ!
ホテルニュー目黒時代は33室で運営していたが、「希少価値を高め、高感度なお客様にアピールするという狙いから」大胆にもたった9室にリニューアル。客室面積は17平米から123平米。値段は1室(宿泊はシングルルームは1人名、他は2名まで)15000円から84000円で、全室、異なる間取りとデザインを採用。 設計を担当したのは、ホテルの設計は初めてという、コーポラティブ・ハウス・コーディネイトなどを手がける不動産デベロッパーの「都市デザインシステム」。ここがオーナーより、一括借り上げという形で全面リニューアルを行った。 建物の外装と内装デザインは、人気DJテイ・トウワの実兄でもあり、東芝のおしゃれ家電「アテハカ」のデザインも手がけた鄭秀和率いる建物・デザイン事務所「インテンショナリーズ」。建築・デザインの世界で数多くの実績を誇る同社もやはり、ホテルを手がけるのは初めて。 1階のカフェ「The Lobby」を運営するのは、外苑前の人気カフェ「オフィス」などを手がけるトランジット総合事務所。こちらもカフェの運営、スーパーブランドのパーティーなどのケータリングでは数多くの実績を持つが、ホテル事業に参画するのは初めてのことだ。
さて、今回私が自腹で泊まった部屋は、最も大きい123平米の402号室。ホテルニュー目黒時代には、結婚式用の神殿に付帯していた日本庭園として用いられていたスペースを、大胆にもテラスにしてしまったお部屋だ。 |
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この部屋、とにかく、「すんごい!!」の一言につきる。家具調度品はアジアンテイストのオリジナルか東南アジアを中心に買い付けてきたもの。 リビングには2.3メートル×1.8メートルの巨大な天板のマホガニーテーブルとソファ。6人がけのテーブル。パイオニア製の薄型ディスプレイに5.1チャンネルのサラウンド。ビデオデッキ、DVDプレーヤー、CS放送チューナーなど設備も充実しており、DVDやCDをレンタルすることができる。確かに、ゴージャスホテルでもテレビ、オーディオはしょぼいものが多い。 しょぼいといえば、ゴージャスホテルでも、もうひとつしょぼいのがお風呂だ。貸切露天風呂やラブホテルの人気ぶりからも、宿泊客のお風呂に対するニーズはうかがえるではないか。けれども、シティホテルでお風呂を楽しく過ごすことに真剣にとりくんでいるホテルはそう多くはない。 |
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で、402号室のお風呂は、まあ、広い!洗面所を除いて9平米とかで、バスタブは1.2×1.8メートルのゆったりサイズ。窓を空けると竹垣で覆われていて、ちょっとした温泉気分に浸れた。 さて、ホテルといえば、設備だけでなく、サービスを提供してくれるスタッフも重要だ。客室へのルームサービスは朝10時から深夜1時半まで1階のカフェ「The Lobby」からデリバリーされる。 朝食を頼むと、カフェの女性スタッフが、2人がかりでトレイにのせて運んできてくれた。もちろん2人ともカフェで働いた経験はあるが、ホテルの中で働くのは初めて。しかし、「これだけおしゃれな空間で、大好きなカフェの仕事ができるのは、すごくうれしい」と、とびきりの笑顔で答えてくれる。 そうなのよ。今、超一流ホテルにいったって、映画にでてくるような、超一流のホテルマンにはそうそうお目にかかれない。ホテルで働いているスタッフのほとんどは、ホテル学校に通学中の実習中の学生かアルバイトというのが現状なのだ。 「お礼奉公でしかたなく」「単位をとるためしかたない」「たまたまアルバイト求人誌にのっていたから」と働いている方よりも、「カフェ好きなんです!」と、自身も熱心にカフェ通いしているような、素人さんのほうがなんぼか、顧客満足を満たすサービスが提供できるというものだ。 このように、ホテルに関しては、初めてづくしの人達で運営しているクラスカだが、支配人である岡田光氏を筆頭に、正社員10人中5人が、東京の超人気ホテルパークハイアット東京やグランドハイアット東京で経験を積んだサービスのエキスパートたちだ。 一般企業をリストラされたホテル未経験の初老の男性を支配人に立てて運営しているホテルとは一線を画する。 主要客は全国からファッション、デザイン関係のビジネス客が中心だが、ホテルニュー目黒時代の顧客ももどってきているのだという。さらには、日本だけでなく、世界中から「クールなホテル」という噂を聞きつけた超セレブたちが続々と訪れ、平日も関係なく、常に2、3ヶ月待ちという部屋も多いのだという。 えらい違い! 昨年、東京の某ホテルが、レストランフロアの大規模リニューアルを行ったので出かけてみた。店舗デザインやメニューにも「がんばった」のだが、「ここの経営者の方々はホテルで自腹を切ってきた経験があるのだろうか」と疑った。 数人でレストランフロアで食事をしてから、「バーで一杯やろう」と最上階のメインバーに到着した。すると、おそらく何十年も手をかけていないのだろう。案内されたウエイトレスさんの制服は今どきキュロットスカートだ。 遅れて参加した人たちが、ピザとパスタの内容を聞いたが答えられない。ずいぶん遅れて出てきたピザはあきらかに冷凍ものだ。もし、デートでこんなところに連れてこられた日には百年の恋もさめてしまう。 こんな風に経営者側の都合を優先する大規模ホテルよりも、また、渋滞にもまれて国内旅行に行くよりも、目黒駅からタクシーでワンメーターちょいで、何から何までおしゃれでホスピタリティーあふれるクラスカで、ゆったり過ごすほうが、ずっとリッチで幸せな気分を味わえる。 「そりゃ人気が出るはずだわ」と、バスローブを着てテラスで朝食をとりながら思った。 |
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東京都目黒区中央町1-3-1 TEL 03-3719-8121
■今回の自腹■ 402号室 宿泊代 84,000円 イングリッシュブレックファースト 1,250円 サービス税 10% 合計 93,775円チーン!
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うえじゅん |
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