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8出口光の「天命と経営」 12号 |
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個人の天命と会社の使命の葛藤 |
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(図1)幹部の目的の探求
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経営者は幹部クラスの一人ひとりと、「人生における志は何か?」「人生をかけてやりたいことは何か?」と問うことで、人生の目的を共に話し合い共有する機会を得ることができる。経営者が覚悟して話し合うことで、それらが進化し、志にまで高めることは可能になるのだ。 最終ステップは、それらの目的が会社の使命とどう関わるのかを考え、自分の人生の目的から、会社の使命と関わる具体的な方法を見つけ出すことだ。 経営幹部の一人ひとりの人生の目的が明らかになり、そこから会社の使命とどう関わるのかを話し合うことができれば、 社員にも会社にも大きな違いを創ることができる。 人生を「変革する」という天命から生きてきた人がいるとしよう。人生を振り返ると、中学時代には野球部に入り、その中で徹底的に練習方法を変革した。 高校時代には、生徒会の役員となり、守るべきルールを全面的に見直し、改正をした。 このような人生を語る社員に、「あなたのその変革すると言う天命をこの 会社で、どのように発揮できるか?」と問うべきである。 そのことで、幹部は、自分の志を会社の中で、掴むことができるならどうだろう。それが天命を経営に生かす経営者の関り方である。経営者が幹部とそのような会話をすれば、幹部は自立した人間として、会社の使命に本気で関わるようになるだろう。次には、幹部が社員の間でそのような会話ができればすごいことだ。 図2を見てほしい。 |
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(図2)会社の使命と個人の目的の融合
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これは会社の使命という枠組みの中に、幹部一人ひとりの天命が含まれている。この枠組みに留まる限りは、会社の中で活躍できる。もしそこからはみ出るほど優秀な幹部なら、会社を離れることになるだろう。しかし、会社の使命が十分に大きくなれば、優秀な人間も含むことができ、その天命を 発揮して仕事が発展することになる。 このようにして、あなたは幹部の本質的な志を事業に含むことができるかも しれない。 これは易しいことではないが、私達は、このプロセスを多くの人たちと共有し、明らかに人生に違いがあることを観察してきた。困難であればあるほど、 できたときの実りは大きいのだ。 経営者と幹部の本当にやりたいこと、つまり天命への志から、会社の使命と 関わり、それを実行できるなら、どのような経営、どのような事業ができあがるのだろうか? 生活費のために会社で働き、別に人生の目的を持ちながらそれを実現できないと感じている経営幹部や社員と、自分の真にやりたいことを自分の天職として生きる社員と、あなたはどちらの人たちと共に人生を生きたいだろうか?
出口 光
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