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キーエンス 〜本当の善循環とは〜 |
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さて、今回は、キーエンスの分析を見てみましょう。株式会社キーエンスはFA用センサー、計測機器、自動制御機器、情報機器、顕微鏡等の開発および製造、販売を行っている会社であり、毎年、日本経済新聞社の優良企業ランキングで上位に名を連ねる優良企業です。 ここ数年は経常利益率が毎年50%を超えています。また、20歳代でプロジェクトリーダーになれるなど、ひたすら合理性を追求する人事制度でも、つとに有名な超優良企業です。 それでは、キーエンスのグラフを見てみましょう。
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この善循環が理解できないと、会計学的な理解により、総資本回転期間が12以上は「否」として、この善循環を断ち切ってしまうことになりかねません。企業を成長に誘導するためには、善循環をパーフェクトに理解する必要があります。 キーエンスは、積極投資(資産効率がボトム打ち)→高付加価値商品(営業効率天井打ち、資本効率天井打ち)→高キャッシュフロー→高流動性(天井打ち)→積極投資(資産効率がボトム打ち)→という善循環を起こしている代表的企業です。 資産効率と営業効率、資本効率、流動性が平行線をつくりだしていますが、こういうケースは、滅多にみうけられません。製造業のお手本といって良い経営です。 ここにおいて、資産効率は、資産活用の効率を示す、資産効率分析指標の総合評価ですが、資産効率は唯一、青信号領域が良、赤信号領域が否とはいえない指標です。青信号領域、赤信号領域の判別は、資産効率のみ、一応の目途と考えて下さい。 キーエンスが超優良企業であり続ける理由は以下のとおりであると考えられます。 1.明確な高付加価値戦略・・・・20%の営業利益率を確保し、全社の売上高の10%を占めていた自動線材切断機の事業を、高付加価値ではないとの判断から、売却するほどの戦略性。 2.顧客に対する定量的訴求・・・・センサーは、品質・歩留まり改善には不可欠のツールであり、比較的廉価な機器を付加することにより、多額のコスト削減が可能となり、また定量化がしやすい生産性という領域での訴求であるため、投資効果が明確で、顧客に直接的にアピールする結果、顧客満足は高くなるというヨミ。 3.商品企画機能を担う営業担当者・・・・ 顧客のモノづくりの現場に深く入り込み、顧客さえも気付いていない潜在ニーズを把握し、具体的な商品スペックにフィードバックする機能を担う営業担当者の存在。 4.競合他社の不存在・・・・価格は、「顧客価値」と、「競合他社・商品の存在」という2つの要素により決定されるものですが、キーエンスの商品においては少なくとも初期の段階においては、潜在ニーズを対象としていますので、後者は存在しません。そこで、顧客価値のみにもとづいた価格で販売することが可能となるわけです。 もう1社超優良企業ファナックの分析も見てみましょう。 |
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ファナック株式会社の総資本回転期間も40を超していますので、総資本回転期間が12を超えていても、優良企業は優良企業であるということをご理解いただけたと思います。
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経営コンサルタント 山本一博 |
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株式会社戦略経営研究所 東京都新宿区西新宿6-8-1 SPLENDID21については |
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