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最近、その企業の根幹理念を疑わざるを得ない事件が頻発している。その筆頭が「赤福」であり「白い恋人」だ。土産物ランキングで常に1位、2位を占めていた人気企業の不正行為は、いかに老舗会社であろうと、消滅の危機に直面する。ミスではなく故意による背信行為は取り返しがつきづらく、会社再生は、至難の技なのだ。 「経営の原点回帰」とよく言われるが、安心・安全の担保は、食品会社に限らず経営上の最優先テーマである。だから消費者からのクレームを始め、不測の事態が起こってしまった際には、正確にその本質を見定め、1分1秒でも早く対処して、正直に事実を公表することが最善の策であることは、論をまたない。 そして、この安心・安全に関する内容は、常に消費者に向けて発信し続けるべきであり、それを継続させる手法として「通販システム」を大いに活用すべきである。DMやFAX、メール、テレマーケティングなどは、商品を売り込むための販促手段としてだけでなく、自社のメッセージを伝える有効な手法でもあるのだ。 例えば、賞味期限偽装などで消費者の不信感が高まっている今、顧客にDMやFAXで「当社は、このような体制のもと、賞味期限を表示しております。安心してご用命ください」とタイムリーに安全性の訴求もできる。また、不測の事態に際しても、顧客管理システムにより迅速に対処できるわけである。「通販システム」は、収益源を確保する攻めの手法としてだけでなく、自社を守る手段でもあることを忘れないで欲しい。
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白川博司 |
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