社長のための“儲かる通販”戦略視点 46
SHIRAKAWA'S EYE Vol.46-------

「通販システム」で攻めと守りを


 最近、その企業の根幹理念を疑わざるを得ない事件が頻発している。その筆頭が「赤福」であり「白い恋人」だ。土産物ランキングで常に1位、2位を占めていた人気企業の不正行為は、いかに老舗会社であろうと、消滅の危機に直面する。ミスではなく故意による背信行為は取り返しがつきづらく、会社再生は、至難の技なのだ。

 「経営の原点回帰」とよく言われるが、安心・安全の担保は、食品会社に限らず経営上の最優先テーマである。だから消費者からのクレームを始め、不測の事態が起こってしまった際には、正確にその本質を見定め、1分1秒でも早く対処して、正直に事実を公表することが最善の策であることは、論をまたない。

 そして、この安心・安全に関する内容は、常に消費者に向けて発信し続けるべきであり、それを継続させる手法として「通販システム」を大いに活用すべきである。DMやFAX、メール、テレマーケティングなどは、商品を売り込むための販促手段としてだけでなく、自社のメッセージを伝える有効な手法でもあるのだ。

 例えば、賞味期限偽装などで消費者の不信感が高まっている今、顧客にDMやFAXで「当社は、このような体制のもと、賞味期限を表示しております。安心してご用命ください」とタイムリーに安全性の訴求もできる。また、不測の事態に際しても、顧客管理システムにより迅速に対処できるわけである。「通販システム」は、収益源を確保する攻めの手法としてだけでなく、自社を守る手段でもあることを忘れないで欲しい。


白川博司


通販専門の会員制・実践の会
白川博司通販戦略研究会

 通販No.1コンサルタントが主宰する、通販専門の研究会。毎月開催の通販に役立つ企業を実際に訪問する“現場ツアー”はじめ、月刊レポートで強力に通販業務を支援。
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