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「カテゴリーを越える」。最近、このキーワードをより強く感じることが多い。とくに、通販実施会社へのBtoB営業の現場では、通販商材について、この“カテゴリー越え”を要望される声をよく耳にする。 また、世の中に広く受け入れられている最近のヒット商品には、チャネル、ルートにかかわらず“カテゴリー越え”のエッセンスが必ず含まれている。その一例として、新千歳空港で限定販売している「トマトゼリー」を取り上げよう。 この商品は、テレビ媒体での露出がキッカケでヒットしたが、特筆すべきは、トマトといえば生食かジュースという既成概念を取り払い、ゼリー菓子に仕上げたことにある。 もちろん素材となるトマト自体に魅力があってこその話で、食品は何といっても「美味しさ」が第一条件であることは言うまでもない。しかし、商品の良さ、美味しさだけでは、ヒット商品の条件としては不十分なのだ。ここに、目新しい“カテゴリー越え”というプラス要素があったからこそ、ヒットしたのである。 これは、商品だけの話ではなく、当然、それを発想する人間(担当者)にも当てはまることだ。業界の常識や過去の実績・データにとらわれない発想を持たなければ、ヒット商品は作れない。 それでは、どうしたら“カテゴリー越え”を成し得るか。まずは、目の前のあらゆることに、素朴に疑問を持つことから始めよう。そしてその「なぜ」に対して、自分なりの答えを探し出す訓練をするのだ。このような思考方法の繰り返しを継続すれば、徐々に既成概念にとらわれない新たな視点を持っていけるようになる。
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白川博司 |
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