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いま、「小売り業界の通販化」というべき現象が急激に加速している。 例えば、5月の某日、1200社の有力取引先を集めた、イトーヨーカ堂グループの年1回の会議が都内有名ホテルで行われた時のことだ。 その会議の冒頭で、鈴木敏文会長は、「これからは、ネット通販に大きく軸足を置く」と発言した瞬間、会場内が騒然となった。また、「御用聞き」に徹した戦略、戦術を取るとも発言したのである。これは、プロダクト・アウト型からマーケット・イン型にシフトするということだ。 また、「しまむら流」を導入した無印良品は、 1.意思決定のスピード化、 2.ムダを許さぬ思想(コスト意識)の社風化、 3.仕組み(システム)の完全マニュアル化 の3点を徹底し、業績を伸ばしている。実はこれは、全く通販のオーソドックスな定番思想である。 これら小売業の方向性を見ると、無店舗販売(通販)が、必然として事業化されることがよく分かる。 BtoB通販にとっては、売り先が増えることであり、BtoC通販にとっては、巨大な敵の出現となる。この現状を商機と見据え、今すぐ、「事業のスピードは遅くなっていないか」、「コストダウンは十分か」、「システムはきちんと運用されているか」を見直し、常に再スタートの意思と意欲とを持って、日々の業務に邁進すべきだ。
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白川博司 |
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