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先般、某大手新聞に、「100−1=99ではなく100−1=0の時代」とする記事が掲載されていた。耐震偽装問題にまつわる象徴的な表現だが、1削ると99になるのはではなく、ゼロになるということだ。 今さら言うまでもなく、商売においては、「信用」は一番だ。お客様は自社を信じて下さるからこそ買ってくれ、取引先も信用してくれるからこそ商品を流してくれる。一度のミスで致命的な信用失墜になりかねない。 我々、通販業界においては、お客様と直接接する機会が極端に少ない。むしろ電話以外にはほぼ無いと言っていいだろう。だからこそ通販においては、「本物の信用」を得るのは非常に大変なことだ。 だが、相対で接しないのをいいことに、振り込め詐欺まがいのネット通販や、個人情報を転売する会社、クレームに応じない会社…など、足を引っ張る企業は、他業界より格段に多いのも事実だ。 そこで、企業のコンプライアンス(法令順守)が叫ばれる中、ここは、仕方なしに実施するのではなく、意図的に活用したいところだ。社内の一斉総点検の実施や積極的な情報開示、法令順守の姿勢をネットやカタログで大きく提示する。 法令順守と聞けば、何か面倒で儲からない作業に聞こえるが、今は逆にコンプライアンスを積極的に活用することで、差別化できるチャンスである。また、社内の様々な矛盾も露呈し、改善のきっかけにつながるケースも非常に多い。風は使いようだ。 |
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白川博司 |
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