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「世の中が変化すれば、変化したその時を境に、それ以前を昔という」。 これは、私の好きな司馬遼太郎の言葉の一つだ。今と昔の境となる時代の変わり目に気がつけば、事業の指針も打つ手も大きく変わる。青信号から、黄へ、そして赤に変わるサインを見落としては、事業は混迷する。逆に大きな境目を見つければ事業は大いに発展させることができる。 ここで、経営者の方々に一つ重要な視点を持っていただきたいと思う。それは、境目には、創れる境目もあるということだ。 例えば、既存事業と新事業としての通販部門の売上を見る時、その売上がクロスするその変わり目を明確に判断し、それに即した強化策をはかるということである。そのためには売上比で51%に通販事業がいつ達成できるかという明確な目標を設定することが必要だ。 最近では、3年で現業と新規事業の売上の比率が逆転することは珍しくない。事業計画の中で、このクロスポイントを設定して、そこに向かってスピード感をもって対応することが、通販事業を成功させることになるのである。 まずは、現業の事業部と並立する通販事業部に育てることが肝要である。そして、それが新しい経営力と一つになり、別会社として一層の飛躍を目指す方向へと熟成するのである。昔をみずから創りだすのも重要な戦略だ。 |
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白川博司 |
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