社長のための “価値づくり”100話 81

顧客が自然に集まる企業




●HPを見れば全てが分かる

 聞いたことのない企業に、人は不安を感じます。その企業に関する情報を持っていないからです。営業活動に注力しても、顧客が集まれない企業の多くは、顧客に信頼される前提条件を満たしていないことが多いのです。その前提条件とは、HP(ホームページ)のつくり方です。

 企業のHPを見ると、その企業の体質は全てわかります。

例えば
○ 会社の定款を中心に、銀行に融資を依頼する際に記載するような内容だけ     を掲載し、更新もされない企業

○ HPの目玉は、価格の安さだけしかない

○ 情報のすべてが自社商品の販促情報

○ 個人向けのホームページソフトで作られたデザイン性の低いHP

などは、経営者として顧客の気持ちを理解せず、また安易なビジネスを行っていると思われても仕方ありません。


● HPこそ有能な営業マンと広報マンであり、ブランド資源

 経営者自身がネット検索しないと、他社のHPがいかに充実しているかを知りません。また情報の価値を理解していないと、商品を売る前に企業を売る(企業として信頼される)ことに気づきません。さらにこだわりがないと、デザイン性に優れた使い勝手の良いHPとコンテンツを想起できないようです。

 企業情報として、会社案内に掲載されている基本情報(資本金や事業内容など)は、顧客にとって情報ではありません。新規取引先を調べる際には見てもらうことができても、何度もその情報を知りたい人などいないからです。

○ 商品開発者が商品作りでこだわった点

○ 顧客からのお礼の手紙や購入顧客の声

○ 自社商品の耐久試験結果や省エネの度合い

○ 社会貢献活動(私の会社ではAEDも扱える救命技能認定を社員全員が取      得しています)
○ 顧客が読みたくなるコラムや専門家による相談コーナー

○ 営業マンの苦労話や感動体験

○ お取引先訪問記
など、HPに掲載する情報はたくさん考えることができるはずです。

 あなたの企業にブランド力がないのも、お客様から「売って欲しい」と言われないのも、ネットを十二分に活用していないせいかもしれません。



経営者の価値作り・・・有能な経営者は、ネットに営業させる




酒井光雄




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