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情報が価値を持つ見本 |
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●モノが溢れている中で欲しいもの 20世紀は物が不足していたせいもあり、おまけ付きの商品、あるいはプレミアムキャンペーンと呼ばれる販売促進活動をよく目にしました。しかし現在では余程おまけに工夫をしないと、売上げには結びつかなくなっています。 例えばペプシコーラが行うスターウォーズキャンペーンなどが良い例で、おまけが付いている時は急激に売上げが伸びるのですが、キャンペーン終了と同時に商品の売上げが急落し、元に戻ってしまいます。これでは高額なライセンス料を支払っても、本当のファン作りには直結しません。 ●特定のヒトには「紙切れ」すら価値を持つ その一方で趣味の世界やマニアがいる業界、熱烈なファンが生まれている世界では、情報価値のあるものなら、非常に珍重されるものがあります。例えば画像にあるワインのビンテージチャートです。 この10年で日本にもワインが食文化と共に根付き、ワインを楽しむ人が相当増えました。ワインは面白い業界構造をしていて、量を売る大手メーカーに対して希少性で勝負するワイナリーが多く、中小企業が活躍する世界です。 収穫してからボトルに詰められ、相当な年数を経過した上質のビンテージワインともなれば、何十万円から何百万円もする物まであります。量より質、価格よりも価値が優先するマーケットの代表例です。 自家消費はもとより料飲店でも消費され、日本でもソムリエという専門家が育っています。こうしたワイン愛好家には、ビンテージチャートは必携品で、とても重宝されるのです。 ●日本酒や焼酎にもできること 日本酒はアメリカでファンを作りつつありますが、まだまだマーケットは限られています。また日本で急激にファンを増やしている乙類焼酎(匂いがある焼酎)は、今後も拡大する余地が残されています。 もし日本酒や焼酎で、銘柄毎に好みが選べる情報の拠り所があれば、ファンは増えるでしょうし、利き酒などの催しも参加しやすくなるはずです。 マーケットを拡大するには、情報の質と量が必要ですし、ソムリエのように新しい仕事が生まれる工夫も必要です。 情報を付加することで、もっと市場が大きくなるのではないか? 自社のマーケットを拡大する視点に盲点はないか。普通名詞で安売りされる卵や牛乳と、ブランド化させて成功している商品の違いなどを参考に、是非情報という観点から再考してみて下さい。
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酒井光雄 |
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