●日常会話を交わす人とその内容
「最近調子はどう?」「だめだね〜。オタクはどう?」「一緒だよ。まるで良くないね」
こんな会話はどこでも耳にする内容ですが、よく観察してみるとふたつのタイプがあることがわかります。
「儲かりまっか?」「あきまへんわ〜」のような挨拶会話であればいいのですが、うまくいっていない企業の経営者と、業績が良くないことを共有して妙に安心し、建設的な会話にならない人もいます。
事業がうまくいかないと不安になり、それは自社だけなのかと心配になる気持ちはわかります。ですが不安をいくら共有しても解決には結びつきませんし、キズを舐めあうだけの人といつも一緒にいるようでは、経営者の「気」が悪くなります。
●誰に会い、どんな会話を交わすか
後ろ向きの話に集まる人がいれば、逆に前向きな会話ができる人たちと積極的に交流する人もいます。
いつも順風満帆な企業など存在せず、時には相手の活力が眩しく感じ、あるいは羨ましく思うこともあると思いますが、それでもなお前向きな会話ができる人との交流を望む人がいます。
前向きな話には、学びたい事例や方法論などが多く、お互いが刺激を与え合うことで、さらに動機付けがなされ、生きる意欲と仕事に取り組む使命感を強くするようです。
またこうした人たちの会話には、笑う機会が多く、明るい表情で話が進んでいることも多いようです。
●企業が発する「気」
活気のある企業は、一歩社内に足を踏み入れるだけで、その活気が誰にでも伝わってきます。
また広告を始め販売促進活動や営業活動にも躍動感があります。これも企業のブランド力を高める重要な要素です。
「何だか最近ウチの会社の雰囲気が重いな〜」「社員同士が冗談を言い合って笑う機会が減っているな」「このところ、お腹の底から笑うことがないな」といったことがあれば、普段会話している相手と会話の中身をチェックする必要があります。
経営者はもとより社歴の古い社員が悪しき風土を知らぬ間に作り出しているケースもあります。
「頑張っても、給料が上がるわけではないし・・」「どうせウチの会社で役員になってもしんどいだけだから」もしこんな会話をいつも若手が聞かされたら、意欲が高まるはずはありません。
若手たちの活気は、経営者と幹部、そして社歴の長い社員の会話によって大きく左右されます。
輝くブランドを生み出すには、前向きな社風が欠かせません。
自分の回りにいる人はどちらのタイプなのか。幹部や社員はどんな人たちと、どんな会話を交わしているか。
それも企業のブランド力に大きな影響を与える要因です。
経営者の価値作り・・・前向きな会話ができる人たちに囲まれている経営者なら、企業のブランドも前向きになる。