社長のための “価値づくり” 120

経営者が選ぶ女性




●魅力を備えた街は、国内に数多くあるのに…

 
コンサルの仕事をしていると、実に多種多様な人たちとの出会いがあり、その出会いがこの仕事の隠れた楽しみでもあります。
 大企業の経営者にお目に掛かっても、奥様とお話する機会はとても限られます。
 逆に中小企業の経営者とのお仕事では、奥様にお目にかかる機会が多く、仕事の上でも奥様が重要な役割を果たしている場合がとても多いことに気付きます。
 そんな経営者夫人には、共通する特徴があります。
 それをいくつか挙げてみると、

○ 経済的に恵まれていても、華美ではなく、浪費をしない

○ ご夫婦で仕事をしている経営者は、互いに役割を分担し、お互いに認め合っている

○ 夫婦の仲がよく、互いによく話をしている

○ ゼロから事業を起こした経営者の夫人は、経済的に恵まれるようになっても、価値観が起業時と変わっていない

○ 夫と金銭的な価値観が同じ

○ 夫にはない感性を備え、それを夫に提供しているといった特徴があります。


●参謀として活躍する夫人の存在

 テレビや雑誌などで、セレブ特集などという気恥ずかしいタイトルの番組や記事に登場する夫人たちとは明らかな違いがあります。 
 親の資産を継承し、あるいは株などの投資で突然豊かになり、豊かになってから妻と結婚した場合とでは、妻になる人のタイプが異なるようです。

 何も手を打たなければ企業が不滅であるわけもなく、どんな企業にも浮き沈みがあることを妻も知っているからこそ、無駄を慎む暮らしを選ばれているようです。
 だからといって、必要だと思うことには投資をし、またお金を使うことにも躊躇しないという傾向もあります。

 女性を対象にした商品はもとより、女性が意思決定をする住宅などの不動産などでも、男性には理解できない女性の気持ちを企業活動に反映しているのも、経営者夫人の特徴であり強みと言えます。

 大企業では女性の管理職を増やす動きがやっと始まろうとしていますが、この先鞭をつけているのは実は中小企業の経営者を支える妻たちだということを、世間は気付いていないようです。
 ブランド価値をどうしても理解できない経営者が存在していますが、こうした企業でブランドを創造し、その価値を高めている立役者が経営者夫人であることを、私は実例としていくつか知っています。

 サラリーマンに代表される給与所得者は、働く姿を妻や子供に見せる機会がない上に、仕事の相談もできずにいます。
 話してもわかってくれないと思っている男たちが多いのかもしれません。

 商品やサービスを購入する決定権は、その大部分を女性が握っていることを考えると、配偶者の協力は欠かすことができない気がします。
 専業主婦であっても、仕事の相談ができる妻なのかどうか?
 これは男たちが成功するかどうかを決める、重要な要素だと思います。


経営者の価値作り・・・ブランド価値を一番理解できるのは、女性だ。顧客の前に、妻が納得し魅了されるブランドをつくろう。






酒井光雄




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