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ブランド力を高めるパブリシティの方法 その15 |
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●小泉元首相のメディア対応 歴代の首相経験者の中で、小泉元首相ほどマスメディアの対応に長けていた人はいません。 「改革なくして、成長なし」「恐れず、ひるまず、とらわれず」「抵抗勢力」「自民党をぶっ壊す」などの言葉は、“ワンフレーズ・ポリティクス”と呼ばれ、誰にもわかりやすい表現を使いました。 「善処する」といった意味不明の政治家独特の言い回しをせず、生活者にわかる言葉で政治を語りました。 小泉さんのメディア対応の中で、注目すべきマスメディアとの接し方があります。一日に2回行われた総理への取材に対して、昼間の取材は新聞社を対象にカメラを入れずに行い、新聞記者の質問に受け答えし、一問一答が正確に新聞に報道されるようにしました。 その一方、夕方の取材ではカメラが入るテレビを対象に、短い言葉で主張を説明する“ワンフレーズ・ポリティクス”で答えました。 これは取材された内容が編集されることを意識してのことです。 ワンフレーズで説明されるとテレビ局側は編集できず、発言がそのまま放映されることになりました。 ●正確に報道されるために準備すること みなさんがジャーナリストやメディア関係者から取材されることになった場合、新聞や雑誌などの活字メディアと、テレビのような映像メディアとでは対応を変える必要があります。 私が日経ビジネスを始めとする活字メディアに取材を受ける際には、取材内容や質問項目についてメールを通じて事前に書面でもらい、レジュメを準備しておきます。このレジュメを基に、取材当日は記者の質問に答えます。 また記事を書きやすいように、レジュメは記者に渡します。こうすれば、こちらが伝えたい内容は伝わります。 企業事例として紹介されるなら、自社データを事前に用意しておき、取材時に渡せば、誤報を避け記者の手間を省いてあげることができます。 手間が掛かる取材先より、配慮してくれた相手の方が報道する気持ちが高くなるからです。 これだけ準備しても、コメンテーターとしてのコメントでは、数行しか紹介されません。 記者が意図した記事の流れの中で、引用されるからです。活字メディアの取材は1時間が限度で、それ以上になることはほとんどありません。 冗長に話していると、記事になるコメントは益々減ってしまいます。要点を絞って話し、記者から質問を受けるようにします。 またテレビの場合は、必ず編集されますから、その点を踏まえます。 私はテレビでもレジュメを用意し当日レポーターに渡して、打ち合わせをしてから録画取りに臨みます。 2時間ほど取材を受けても、番組で紹介されるのは1分から2分程度です。 事前にどんな番組になるのか。またどんな事例が紹介され、ほかに誰に取材するのかを把握しておかないと、こちらのコメントはドンドン削られてしまいます。 こうした事態を避けるには、編集者が意図している番組の流れをつかみ、その流れに合うコメントにすることです。 マスメディアに紹介されるのは、絶好の営業機会です。 メディアに営業してもらうには、単純明快に自社の強みや商品の特徴を伝えることです。 マスメディアからの取材が決まると、準備する時間は数日しかありません。 魅力的な報道にしてもらうには、普段からニュースや記事を研究し、マスメディアへの情報提供内容を吟味しておいてください。 業界の専門用語を使わず、また誰にも魅力的に思ってもらえるコメントになっているかどうかも、事前に社内で検討しておいてください。 経営者の価値作り・・・メディアに報道される企業の経営者は、事前に記事や番組の内容について情報を入手し、事前に準備して取材に対応している |
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酒井光雄 |
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