社長のための “価値づくり” 105

ブランド力を高めるパブリシティの方法 その10




●どの場所で自社の報道がされるか?

 
日本経営合理化協会が主催する酒井のセミナーに参加される経営者の方々は、それぞれ地元で名士の方たちばかりです。
 酒井がセミナーでお話しする内容は、人員削減やコストダウンなどの守りではなく、商品開発やブランドづくり、新規事業の開発、事業戦略の構築など攻める内容ですから、業績がとても良い企業の経営者が多いことも特徴です。
 業績が良い企業の経営者ほど、健全な危機意識を持ち、明日に備えて着々と打ち手を考えていらっしゃるようです。

 こうした経営者の方々に、「皆さんの中で、メディアによく紹介される企業はありますか?」と質問すると、ほとんどの方たちが手を上げます。
 でもその先が問題です。報道されているメディアとエリアを尋ねると、これまた大部分が地元に限られているのです。

 メディアに紹介される一番のポイントは、これまで自社と自社商品を知らずにいたたくさんの人たちに、その存在と活動内容を知ってもらうことです。
 地元では元々知られた企業なのですから、知らせるべきは地元以外の人たちです。

 「沖縄では、ついに海開きになりました」と、東京など沖縄以外の場所で報道されるから、「一足早く沖縄に行こうかな」と考える人が生まれます。
 でもこのニュースが沖縄県内で報道されたらどうでしょう。
 きっと大きな需要にはつながりません。これが報道される場所を考えるポイントです。


●全国紙よりもブロック紙を狙う

 全国紙のエリア版や地元のローカル紙(特定の県内だけで発行されている新聞)にニュースが紹介されても、地元でリクルート活動には効果があっても、売上げや自社のブランド価値向上にはあまりつながりません。
 パブリシティ活動で重要なのは、読者が知らないエリアで報道され、新しいお客さんが増えることだからです。

 何もせずに会社に新聞社が取材に来てくれるのは、地元の名企業だからです。それに読者は地元の人だけです。地元でなく他の場所で報道されるように、活動して欲しいのです。

 全国紙のエリア版や地元のローカル紙(特定の県内だけで発行されている新聞)ではなく、他の県やエリアで発行されるブロック紙と呼ばれる新聞(例えば中日新聞です)に記事として紹介されるように、ニュースレターをつくって働きかけてください。

 地元の人でなく、他府県のお客さんを獲得できてこそ、効果があるのです
 他府県のローカル紙やブロック紙に紹介されると、その後必ず全国紙で紹介される糸口が生まれます。全国紙ほど、地方のいい話を求めているからです。


s経営者の価値作り・・・ブランド価値を高める経営者は、他府県で発行されている新聞に紹介されるように働きかけ、最後には全国紙で報道されるよう広報活動を実践する。




酒井光雄




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