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社長のための銀行対策の実務 274号 |
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借入金と資金繰り・最近の事例 4 |
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大手メガバンクを主幹事行として、中小企業にまで一般的になってきたシンジケートローンに大きな変化が生じています。 言うまでもなく、シンジケートローンは一本であるため、貸し付け条件も含めて、無担保借入調達の最近の流行となり、この3〜5年、順調に推移してきました。共同主幹事という立場で地方銀行が参加するケースも増加しました。 シンジケートローン組成方式も多様化し、便利に使っていた中小企業も多いはずですが、シンジケートローンも一巡されてきた状況感は否めず、次の組成をする時の銀行の対応にも変化が表れています。 (最近の特徴) 1.地方銀行で主幹事行(または、大手メガバンクとの共同主幹事行)での取組を 1.特に5年以上のタームローン型のシンジケートローンについては、引受行の 1.金利等の条件についても、なかなか応諾しない金融機関が出てきた。 1.業種(特にディベロッパー・ゼネコン関連)によって、シンジケートローンの組成 1.シンジケートローンそのものへの参加が、1〜2年前よりかなり慎重な地域金融 等々、いろいろと表面化している中堅クラスの中小企業は、シンジケートローンで調達することで、どちらかというとある程度のまとまった資金の確保を見込んでいるため、組成が見込み違いになると、資金繰りが急に厳しくなるケースがみられます。 対策として当然、早めに企業側からも声をかけていただき、ほとんどが既存取引行であれば、その銀行の今年度のシンジケートローンの取組に対する姿勢を聞いておくことが、事務上は大変スムーズにいきます。 最近のある地方銀行の対応の例です。 というような内容でした。注意していただきたいのは、貸出には積極的に応じるが、相乗りの長期間のものは遠慮したいという表れです。 A社は、この銀行に対しては、プロパーの対応での貸出を受け、シンジケートローンには、新たな取引行を加える形での組成で、主幹事行と調整を進めています。 長期金利も多少上がり始め、各行とも中小企業取引の、特に与信取引を見直しています。 シンジケートローンの組成については、従来より時間をかけ、もちろん主幹事行を中心に動いていただくことには変わりがないのですが、特にクラブディールのように、ここ数年間ですでに既与信取引行となっているようなケースでは、事前の段階で個別行の考え方、シンジケートローンに対する考え方を聞いておくことがよろしいと思います。 総じて、一時期の「シンジケートローンブーム」的な流行的取組はなくなりました。 資金コンサルタント 大久保直之
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