社長のための銀行対策の実務 215号

中小企業の会計新指針より
〜使える会計ツール集〜

 中小企業庁の「中小企業の会計」について、お話を続けましたが、この中小企業庁のホームページから「中小企業の会計ツール集」がダウンロードできます。

 なかでも「主要経営指標の自社と他社との比較(業種間比較)」が、入力することにより分かることは、銀行との面談の際もとても参考になるものです。CRD(中小企業信用情報データベース)のデータからの分析ですので、中小企業との業種間比較では役立ちます。

 また「キャッシュフロー計算書」作成ツールも入っていますので、自社決算書からの数値を入力するだけで、「キャッシュフロー計算書」が完成できます。

 その他経営自己診断システムなども本当に便利に使えるものです。
 (http://k-sindan.smrj.go.jp/)一度チェックしてみて下さい。

 中小企業の決算書の分析等は、特に「現中小企業金融公庫」や「現商工中金」などの政府系金融機関で、分析サービスの一つとして行っています。
 様々なグラフや数値比較で、どこが改善されるべきかのポイントやヒントを提示してくれています。

 政府系金融機関との金融取引で、この分析サービスは是非利用してみて下さい。通常融資取引が有れば、年に1回は過去との比較の数値を出して下さいますので、参考となります。

 売上の規模も10億円以上あり、総資産も5億円以上の中小企業であれば、直近の決算時でどの程度の経営力で着地しているのか、特に地域における同業種との比較の中で、自社はどの程度の位置づけで推移しているのか?
 主要の経営指標も加味して考えてみますと、金融機関の考え方もある程度見えてくるのもです……。

                            資金コンサルタント 大久保直之


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