社長のための銀行対策の実務 190号

「貸付金利上昇への対応と交渉
〜その2 当面は年利0.25%上げ幅での推移〜

 日銀のゼロ金利政策解除から、特に企業向け貸出金利の基準となります短期プライムレートの引き上げに注目が集まっております。
 特に、地方銀行の中小企業向け貸出の大半は短期プライムに連動しています。
 そして今回、ほとんどの金融機関は、0.25%の上げ幅で動いています。

 引き上げ後の短期プライムレート水準は、

  ○メガバンク・信託銀行が 1.625%
  ○地方銀行が        1.875%〜2.125%

となっています。

 日銀は、今回の金利誘導を、当面一回と公表していますので、どんどん金利が上がることはないと思いますが、上記の金利程度で推移が続くと思われます。

 預金金利も今回上がりました。その点は注目するところです。

  1.市場の短期金利誘導目標 0%→0.25%へアップ
  2.公定歩合 0.1%→0.4%へアップ
  3.短期プライムレート
     企業向け1年以内貸出の最優遇貸出金利のこと
     中小企業向けは企業の信用力に応じて一定の金利(スプレッド)
     を上乗せしている。
     以前(1988年まで)は、公定歩合に連動していましたが、現在は
     東京銀行間取引金利(TIBOR)・譲渡性預金金利(CD)・無担保
     コール翌日物金利等の市場金利をもとにして、各銀行が決めて
     います。
     (住宅ローンや教育ローンなどの変動金利商品に連動します。)     

資金コンサルタント 大久保直之


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