社長のための銀行対策の実務 189号

「貸付金利上昇への対応と交渉
〜その1 現状をチェックする〜

 日銀は、平成18年7月にいわゆるゼロ金利政策の解除を決定しました。
 これに伴い、短期プライムレート等は、平成18年8月より敏感に反応しています。
 当面は最大でも、0.25%までの金利上昇のなかでの交渉となっています。

 ところで、各企業は様々な資金調達をしているのが現実です。
 特に中小企業の場合は、何と申しましても、金融機関からの借入金による調達が中心となっています。

 そこでまず1本(借入金)ごとに、金額、期間、金利、固定・変動の種別、保証料(例 信用保証協会付)の有無等をまずチェックしてみて下さい。

 政府系金融機関から調達している長期資金は、ほとんどが固定金利となっているはずです。また、民間金融機関からの借入金の利率は、現在は、各企業の信用格付による基準金利方式をとっていますので、各企業が一方的無手勝流に「金利が高い…」といっても一昔前のような金融機関側の対応ではありません。

 それらもふまえての金利対応となります。なかなか、即、金利を下げるということは難しい側面もありますが、まず、具体的には上記借入金の詳細表を作ってみて下さい。そして加重平均で、何%の借入利率となっているかを把握してみて下さい。

 現在相変わらず業況が良く、財務内容の良い中小企業へは、銀行は積極的に貸し出ししたい意向が強く働いています。

 上手に借入をすることによって、全体の金利(加重平均の金利)をおさえる方法を考えてみて下さい。

資金コンサルタント 大久保直之


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