社長のための銀行対策の実務 185号

「極度型の新融資商品のご案内
〜その1 手貸型当座貸越〜

 「手形貸付型の当座貸越契約」の極度型融資商品です。地方銀行の一部でごく最近、積極的に取り扱っているところがございます。

 恐らくこの記事をお読みいただいている段階で、もう活用しているという中小企業の方がいらっしゃいましたら、ずいぶんと早い対応です。

 もちろん一般的な「当座貸越」でも、事実上の取引金融機関の審査があり、慎重な取組方針の金融機関も多いのです。

 従いましてこの「手貸型当座貸越」を利用しようとする企業は、その必要性の他に財務内容も良好で、自信のある会社が申し込まれるケースが一般的です。

 しかしながら、貸出競争が激しい地域では、「与信の新規取引の戦略的商品」として位置づけられているのも確かです。

 商品概要としては、

  1.設定の極度額の中で反復利用が可
  2.利用時請求(支払書)にて指定口座へ入金(例えば3カ月間の利息前払い)
  3.返済時は普通預金出金(支払)請求書または小切手で返済(利息の精算)

というイメージです。通常の手形貸付と比べ印紙代の節約、手形書替の手間の省略等のメリットがあります。

 通常3カ月程度の期間が多く、3カ月にて継続の手続きもあります。
 一般的には、50百万円(〜1億円)ぐらいまでの調達となります。

 このような商品があるか否か、お取引行におたずねの上、このような商品がないため、結果的に通常の「当座貸越」に落ち着いて、利用できるようになった例もありますので、ご参考になさって下さい。


資金コンサルタント 大久保直之


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