社長のための銀行対策の実務 161号

「気になる投融資の新商品
〜プロジェクトファイナンス〜

 最近は、3Mメガバンク・大手地方銀行をはじめ、中小企業向け融資の拡大に、一段と拍車がかかってきています。

 笑い話ですが、「貸し渋り」の時代が嘘のようで、「借り渋り」しているという経営者の方も出てきました。

 しかしながら「事業の拡大へのお手伝いをさせていただきたい…」という切り口から、最近、積極的に融資拡大している手法の一つが「プロジェクトファイナンス」です。プロジェクトが生み出すキャッシュフローを元利金の返済に充当するものですが、これを少し拡大積極的に解釈し、中小企業にも「プロジェクトファイナンス的融資取組」を実行するケースが増えています。(本来のプロジェクトファイナンスは、大型の資源開発やインフラストラチャ等のプロジェクトに係るファイナンス方式で、ノンリコースローンのものを言っていましたが…)

 例えば、最近宅地建物取引業の会社に対する融資取組が大変活発となってきました。

  

 上記のような、戸建建売販売事業等は、その地域における宅建業者の実績や知名度を評価しながら、当該プロジェクトを精査することでの「プロジェクトファイナンス(的)取組」が可能となります。

 不動産の関連に対しては、特にメガバンクグループのなかで「みずほFG」「三井住友FG」が積極的に対応しています。大手FGは信託銀行も介しての様々な取組が出てきています。

 プロジェクトファイナンスとして取組ができ、当該プロジェクトファイナンスからのキャッシュフローが事業計画書に明確に算出できるようなケースには、ぜひ新しいプロジェクトファイナンスの利用も考えてみてはいかがでしょうか?

資金コンサルタント 大久保直之


出版局トップにもどる
日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041 

7