社長のための銀行対策の実務 153号

「地域密着型ファンド」

 地元の「ベンチャー企業」や「地域に根ざしている中小企業」に対しての「支援ファンド」の存在が増えて参りました。「0001号投資事業有限責任組合」という名称でのファンド形態によるものです。これらのファンドへの出資元として「中小企業基盤整備機構」や「都道府県」等の公的機関からの支援として資金の多くが入っています。

 また「支援ファンド」の場合の多くは、その運営を地域金融機関の系列会社に、業務執行組合員として委託しているケースがほとんどです。

 「地域密着型ファンド」とでも申しましょうか、産学連携の中小企業からベンチャー、 そして中堅の中小企業まで幅広く直接金融でニーズに対応しています。
 ですから金融機関は、間接金融だけというとらえ方も今では改められる必要があります。 また、出資期間は、10年程と長期間のスキームでみてくれますのも魅力的な一面があります。

 神奈川県下の機械製造メーカーは「中小企業新事業活動促進法」の承認を受けたうえで、「ファンド」からの支援を受けたところです。

 最近は、本当に様々な目的ファンドが設立されるようになりました。M&A やMBO向けの大型ファンドや外資系ファンドはよく耳にするものですが、「公的なもの」・「地域限定」・「業種限定」のいわゆる中小企業向けファンドも増えました。

 これからの特徴は、新規性・革新性・成長性を有する企業に対しての支援ですが、とりわけ「地域に根付いている中小企業」ということを強調することによって支援が受けられるという点です。

 どうか「地域発、地域型企業としての強調」という観点からも、自社をとらえてみて下さい。

資金コンサルタント 大久保直之


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