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社長のための銀行対策の実務 144号 |
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借入を長期に引き直す |
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今回は、大阪の機械部品加工業のS社のお話です。 このS社は、保証協会の保証付きとなっている借入をA行の協力を得て、「資金繰り円滑化借換保証制度(信用保証協会付)」の利用で、毎月の返済額を軽くすることが出来ました。 これでだけでも、大幅な資金繰りの改善が実現できたのですが、このS社には、もう一つの借入行であるB行にも買い入れ残高がありました。B行での借入は、不動産を担保に入れたプロパ−(保証協会付ではない) の借入金が数本、約1億円の借入残高があったのです。 実は、この借入金を一本化して長期に弾引き直してもらう作業が大変なのです。S社は、営業利益は、若干のプラスで減価償却も五百万円程期間実施しています。 この交渉は、先の業績がどうなっていくのかが重要なポイントとなってきます。 たいへんな時間をとられましたが、以下の交渉をすることにより無事、長期に引きなおしてもらうことに成功したのです。 1. 改善計画書の提出と詳細説明 2.バランスシ−トの科目の詳細の精査 3. 担保物件の評価し直し 4. 資金繰り( 予定) の精査 このS社の社長は、B行からの今後の短期借入を出来ることを念頭においての交渉を重視しました。結局、B行とは約定金利( 貸付金利) は、若干あがって約4%強、元金は逓増方式返済・条件の見直しあり、等の条件付で合意しました。 S社は、いわゆるリスケジュ−ルが上手にできたケ−スです。最近は、一昔に比べて、いとも簡易に「銀行返済のリスケジュ−ル」という結論をよく耳にいたします。 すばらしい成功事例もありますが。 ● なぜリスケジュ−ルを行なければならないのか? ● そのことにより今後はどうなるのか? ● 今後の事業改善計画書提出とその見直し等、 あくまでも協力支援措置を受けることにより、企業経営が存続、そして好展開が見込まれることが前提となります交渉であることをお含み下さい。 「減価償却実施額」+ 「営業利益」が一般的原資ですが、もっといえば「減価償却実施額」+ 「税引き後当期利益」が借入金返済の可能額です。
資金コンサルタント 大久保直之
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