社長のための銀行対策の実務 143号

ノンバンクを上手に使う方法

 急な資金を必要とした会社の資金調達で、最も失敗が多いのが、ノンバンクからの借入資金の調達です。

 最近は、表面上は「銀行」が取扱っている「ビジネスロ−ン型」の商品と同じイメ−ジで「ロ−ン商品」を開発しているノンバンクが増えています。

 本来、ノンバンクからの借入金は、中小企業の場合借りない方が良いと考えておりますが、現実的には、ノンバンク借入の方が便利な場合もあります。

 そこで、ノンバンク利用時の考え方としては

1.できれば、「つなぎ資金」等短期借入金とする。

2.ノンバンクでも銀行系や銀行がイヤがらないノンバンクから調達する。

 を基準に考えると良いかと思います。

 具体的に社名を上げるとしましたら、「オリックス・グル−プ各社」・「○○銀行系リ−ス会社」「新生ビジネスファイナンス」「中央三井ファイナンスサ− ビス」…等などです。

 よく「商工ロ−ン会社」とは、どう違うのかとの質問を受けますが、「商工ロ−ン」や「いわゆるマチ金」は、借入人の信用もさることながら、必ず、第三者の連帯保証人の信用を高く評価します。

 また、事業性資金で事業や取引とは関係ない先を連帯保証人として借入調達することは、その金額や期間にもよりますが、慎重な姿勢で臨んで下さい。

 福島県の食料品加工メ−カ−のA社長は、ノンバンクを上手に使っています。本当につなぎの資金の調達時は、予備軍としてノンバンクの実績を作りあげて、ノンバンクとの信用を築いています。

 さらに、短期運転資金でも毎年定時期の仕入資金は、銀行から借入調達しています。もちろん決算月の借入残高一覧表には、金融機関( 銀行・信金・政府系) のみで、ノンバンクの名前は載せていません。

 ノンバンクを短期間で返済し、決算月には、綺麗な決算書を作っているのです。

 今後の金融議論にもよりますが、決算月にノンバンク借入がゼロであれば、そう心配はないと考えております。

 但し、ノンバンク各社は、信用情報機関へ与信内容の一部を登録しております。又どのようなノンバンクなのかも情報的には銀行も、分かりますのでお含み下さい。

 

資金コンサルタント 大久保直之



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