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社長のための銀行対策の実務 141号 |
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経営に集中するために、短期借入を引き直す |
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今回は、フランチャィズに加盟して、レンタルビデオ店など数店舗を営んでいるS社のお話です。 この会社の与信行は3行(政府系含む)です。S社は、業績が悪い時に、商品の仕入資金など短期運転資金の借入を繰り返しており、それが、業績回復をした今でも、借入金のウエィトは、圧倒的に短期借入金の額が大きいという状況でした。 もちろん、当初は、1年以内には返済する予定だったそうですが、結局、中長期の借入を行わず、実質的に短期借入金を起こしていたのです。 ちなみに、最近の金融機関は、一時的の貸し渋りは影をひそめ、短期の借入金に限っては、借り入れやすい状況となっています。 当たり前ですが、短期借入金の切り替えと分割返済は、きちんとした返済裏付資金がないと資金繰りに窮することになります。 結局、返済して借り入れをする繰り返しです。また、そのための資料の作成や折衝などの労力や時間をとられてしまい、結果、社長が本来やるべき仕事に専念できず、業績悪化の連鎖を引き起こしてしまうのです。 そこで、ついにS社は、この短期借入を3年〜5年の中期借入金に引き直すことを決断し、金融機関と折衝したのです。 金利は若干高くなりましたが、特に問題にするほども高くなく、切り替えることが出来ました。 その結果、毎月の資金繰りが、大変たてやすくなり、商品仕入等の短期借入金も他行から入りやすくなり、決算期の借入残の有利子負債のチェックのため、一時返済することも含め決算ベ−スでもそう借入金がふくらまないようになったのです。 S社の場合は、比較的に本業が順調だったため、借入金を上手に組み替えることが出来、結果的に資金繰りが改善され、業績向上にも役立ったという事例です。 何度も申し上げておりますが、そこそこの「信用格付け」があれば、今、金融機関は、資金を貸付けしたいと思っております。 どうか、皆様も、この時期(チャンス)を上手に使って下さい。
資金コンサルタント 大久保直之
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