|
社長のための銀行対策の実務 134号 |
|||
|
ベンチャー企業 3つの危険 |
|||
|
ベンチャー企業の創業は、未だ見ぬ市場に対して「夢」や「希望」 を持ってのスタ−トとなります。最近では、ベンチャー企業に投資する個人の投資家やベンチャーキャピタルが増えたため、比較的、資金を持っての起業が増えてきております。 投資家からお金を集めての起業ですので、未来明るい「事業計画」があり、どのベンチャー企業も計画通りに行けばすばらしい企業です。 しかし新しい技術や新市場を狙ったベンチャー企業の多くは、順調に行くことよりも、むしろ想定外の様々な困難にぶつかるものです。9割近いベンチャー企業が、計画通りには、進まないと考えた方が良いでしょう。 例えば、「開発時期がずれた」、「実績が出るには、もう少し時間がかかる」、「改善・改良が必要になった」…等々。 そして、このような問題は、想定していたよりも金がかかる、金が続かなくなったという資金的な問題を引き起こします。 特徴としては、すでに当初想定していた費用だけは、予定通り使ってしまっている。今後の資金が続かない…といったところです。 実際は、この段階あたりからが「ベンチャ−企業の正念場」が始まるのです。 来週から数回に分けて、ベンチャ−企業の資金調達についてお伝えしますが、今回は私の体験からの創業時のポイントを述べておきます。 ●「事業計画」は現実的か何度も確認、納得出来るまで作成すること。 ●「計画」は、最低でも7割は達成すること。 ●「はやめ」「はやめ」の資金確保= 調達策を実行すること。 さらに、ベンチャー企業で以下の3つの特徴に当てはまる企業がありましたら、ぜひ事業計画の見直しをしていただきたいのです。 1.自社で大型機材を有する必要がある。 2.大規模な「環境対策・関連事業」を行う。 3.支援者が少ない。 これらは、「プロジェクトや開発が創業時にしては大きすぎる」ベンチャー企業です。 これらの企業は、開発・創業時の資金があまりにも多額にかかる為、回収の見込みがかなり先になってしまうからです。このようなベンチャー企業は、余程の資金力を提供してくれる先がないと中々難しいと感じております。 また、このコラムを読まれている方の大半は、資金を提供する側だと思いますので、上記のようなベンチャー企業に投資する際には、事業計画そのものを見直す必要があるかもしれません。 当たり前のようですが、ベンチャー企業が資金の相談などができる機関や組織は、ほぼ無いと考え、これから起業しようと考えているベンチャー創業者は自身の事業計画を、資金繰りを含めた上で慎重に考えてください。 大久保直之 |
|||
|
|
|||
|
|
|||
|
7