仕事と人生の楽しみ方 24

「上位グループ」

レンジャーって、レンジャー訓練を卒業した人たちのことなんですが、実はそもそも、その訓練を受けるための選抜ってのがあるんです。

全国の何万といる陸上自衛隊の各部隊から、隊長が「コイツなら」ってお目付けを受けて初めてレンジャーの1次選抜試験を受けられるんですよ。

訓練が厳しいことで有名ですから、選抜に指名されたとたん、辞表出しちゃうヤツもいるんです。

変わりモノがいて、自分から希望して、アピールして選ばれたヤツもいたんです。
エッ、ダレ? そう、期待通りですヨ。(ニヤリ)

毎年、人数は多少上下するようですが、だいたい120名。
自衛隊に体育学校っていうのがあるんですけど、ここで柔道5段とか、スゴイ猛者とかも選ばれてきます。

1次選抜では、反復横飛びとか、色んな検査があって、項目ごとにABCの3ランクの採点がつけられるんです。

全てAっていうのが、レンジャー選抜の基本です。それこそ、ちょっと眼が悪くてメガネしてるだけでAじゃなくなっちゃうんです。努力じゃ視力上がらないのに、Cランクです。これで、ハイ、さようなら…。

初めから、ワザと落ちるヤツもいるけどね。

1次選抜を無事合格して、2次選抜に選ばれたのが、50名。
この時点で残ってるヤツ、本当にスゴイやつばっかりです。
これから、さらに選抜試験。

幅跳び5メートル以上(地雷源や小川をジャンプ!)
ボールの遠投(手榴弾をエーイ!)

土嚢を背負って50メートルダッシュ(負傷した仲間を担いて逃げろ!)
その他、懸垂、100メートル走、機関銃持って1500メートルを5分以内、水泳などなど、いろんな項目があるんです。

一見、小中学校のスポーツテストと似た項目ですが、目的は、やっぱりレンジャーです。ちなみに全てのテストは、重―い革の長靴に、長袖長ズボンの重―い制服着たままですよ。

2次選抜では、1〜6級まで、それぞれの項目ごとに採点されます。

ここでも、オールAが基本です。オールAを取ると、「体力測定1級」のバッジがもらえる。つまり、その後レンジャーバッジをもらえると、胸に2つのバッジがつくんです。これがホントの最強のレンジャー隊員なんです。

私? 当然、2つですよ。

この2次選抜をパスして、ようやくレンジャー訓練に挑めるんです。その数、24名。

ここから、今までお話ししてきたような、本当の地獄のレンジャー訓練が始まるんですよ。

結果、無事卒業が15名。
え?数が合わないって?うーん
残りの9名は…病院でした。

全国から選ばれたエリート120名が1次選抜受けて、無事合格は15名。

よく「2:8の法則」とか「2:6:2の法則」っていわれる法則あるよね。
どんな組織でも、本当に頑張って、組織に貢献するのは2割。6割は普通。残りの2割は足を引っ張る、って法則。

ムラトミの法則だと、1:9だけどね。

自衛隊とかレンジャーって、ある意味特殊な組織、集団って思うでしょ。
でも、なんと、一緒でしょ。さすがに病院送りは、レンジャーだけ?

なにせ、一度の人生。どこのどんなグループとか、集まりでも組織にでも、本人が入りたいとか入りたくないって思っていても、競争ってあるんです。絶対に…。これは仕方ないです。世の中のルールだからね。

これからは逃げられないんです。だから、どんな組織にいても、上位2割に入れるように頑張るんです。

コレ、読んでくれている人なら、皆、上位の2割でしょ。当然!?
イヤ、1割だよね。

「真ん中の6割でも、普通に生きていけるなら、それもアリかな?」って思ってる人いる?

あのね、真ん中のグループってのは、結果として、真ん中に属しちゃってるだけなんですよ。最初から、真ん中狙いで仕事とか人生に取り組んだりしたら、確実に最後の2割、足引っ張るジャマなヤツになるんです。それも本人、全然、気付かないうちにね。

何故なら、向上心ないから。向上心ないヤツって、暇だから、絶対に人のジャマして、存在感を出そうとするんです。人を下げないと、自分の存在感出ないから…。

普通の人っていうと、なんとも簡単だけど、分かりやすく言うと、ハッキリ言うと、どうでもよくて、存在感なくて、空気みたいなモノのことだよ。なりたいの?

本当に自分の人生楽しめる人って、自分から上に上に、夢を描いて向上心を絶えず燃やして、周りの人も引っ張る力強さがある人だよ。

足引っ張るなんて最悪だよ。
分かったかな?カッコ悪いでしょ。イヤでしょ。

やっぱり、上を目指そうね。

村冨 譲二



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