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「ダイヤモンド」 |
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| レンジャー部隊の象徴であるレンジャー徽章、通称「レンジャーバッジ」。 見たことある人、ほとんどいないでしょう。 前にも簡単にお話ししたことがあると思うんですが、階級社会、組織で動く自衛隊にあって、このレンジャーの象徴であるレンジャーバッジをつけていると、階級に関係なく、尊敬、羨望のマナザシを痛いくらい感じるんです。 そのくらい、すごい、レンジャーバッジって、重いものです。 「ダイヤモンド」を中央に配置し、その周りを「月桂樹」で包み込んだデザインです。 どんな困難も乗り越え、任務を遂行、必達するため、極限まで鍛え上げられた、肉体、精神の象徴。 月桂樹は、古代ギリシャやローマ時代から、英雄に対して、英知や栄光、賞賛の象徴として送られてきた。今日でも、ヨーロッパでは、魔除けやお守りといて使われている樹木です。 日本でも日露戦争の勝利記念のお祝いとして、日比谷公園に植樹されている樹です。つまり、「勝利の樹」。 レンジャーでの本当に厳しくつらい訓練を乗り越え、レンジャーバッジを身につけた栄光、喜び、賞賛… 何度も何度も、もう辞めたい、辞めようか、と思いながらも、訓練を乗り越えて本当に良かったと、その時、体全体で実感したんです。 実は、レンジャー訓練を無事卒業し、この栄光のバッジを手にした瞬間、今まで味わったことのなかった、ものすごい快感、アドレナリンが毛穴という毛穴から噴出すような興奮を体験した…。今思っても、本当に不思議な体験です。 何かにチャレンジして、苦しんで、もがいて、やっと達成する。そして本気で喜ぶ、感動する。 こういう本能って、みんな持っているんです。絶対に。 勝利へのこだわりと、鋼の意志。 これは、バッジだけじゃない。本能の中に組み込まれているけど、ダイヤと同じで、磨かないと輝かないんです。磨きに磨かないと輝かないんです。 原石なんです。ほっておくと、ただの石なんです。 磨き続けて、やっと輝き始めて、最後には、ものすごく貴重で価値のあるものになるんです。 そういう本能、原石に、気付かないだけで、みんな、心の中、本能の中に埋もれているんです。気付いてね。 きっと豊な人生を送れるから。 どうやって見つけて、磨けば良いのか? それは、目の前の現実、困難だ、ムリそうだなって思うことにチャレンジするんですよ。1度でもいいから…。 全力で取り組む。苦しむ。踏ん張る。そして乗り越える。 カネや育ちや地位…なんて関係ないんです。 そう、皆が心の中に全部持っているものだけで充分なんですよ。 |
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村冨 譲二 |
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