仕事と人生の楽しみ方 19

「前へ」

レンジャー部隊は、指示された目的地まで移動する際、コンパスだけが頼りなんです。

目的地が、北北東に50Kmだったら、コンパス片手に、北北東に一直線!!
まともな地図なんてありません。分かっているのは方向と目的地のみ。

ひたすら、一直線に! ひたすら急いで!
山があろうが、川があろうが、崖があろうが、谷があろうが…
山を越え、川を泳ぎ、崖をよじ登り、谷も越え…一直線。

どんな障害があっても、基本的に、迂回したり、戻ったりしません。とにかく前へ。ムダなく効率良く行く!! これ基本だね。

道路標識とか信号とか交差点とか、なんにもない道なき道を行くので、ヘタに右に左にウロチョロしたり、一旦戻ったりすると、方向を見失ない、迷いやすくなるんです。というか、絶対迷うんです。経験上。

前にも話しましたが、コンパスが全く効かない地域に突入してしまっても、右往左往しちゃダメなんですよ。ひたすら、まっすぐ前に!
その方が迷わないんです。

本能と直感と集中力をひたすら信じて前進する。失敗したら死ぬぞ、なんて思っちゃいけない。それが失敗を招くから…。

障害物を遠回りして避けたり、川も浅瀬を探したり、橋を探したり、山も峰に沿って移動したり…って、その方がラクで早そうって思うでしょ。皆さん。
急がば回れ!って、言葉もあるし… ダレがあんな事言ったんだろ?

こんなこともありました。

背中に50Kgの荷物と機関銃を背負って移動中。もう、疲労も限界に達している時、背中の機関銃が、藪の木の枝に引っ掛かった。

後ろに一歩戻れば、機関銃は多分簡単に外れる。でも。常に一直線に前進するクセが染み込んでいると、ヘトヘトになりながらも、エイッとバカ力だして、枝ごとヘシ折って前進しちゃうんです。

もともと、倒れるのにも、前に倒れろ!って組織ですから。
我ながら、すごいスタミナだって感心しちゃう(笑)

人間は、自分で限界と思っているより、ずっと上に行けるものなんです。人間ってスゴイ!!

目標、目的が決まっているならコンパス頼りで、迷わずにひたすら前に向かって一直線。崖も山もあらゆる障害物をまっすぐ乗り越える。

コレ、仕事でも人生でも、一緒。大原則。
それが成功への最短距離だ!!

多くの会社でもそうだけど、目標は明確なハズなのに、何か事故やトラブルがあると、どうしよう、こうしようか、イヤ、一旦中止して、再検討しよう、なんて会議が始まる。そしてドンドン目線と気持ちが、右に左に後ろに…

かなりヤバイぞ!!

やがて、進む方向、目標も見失しなっちゃう。あーあ、やっちゃった…
対策会議だったはずが原因究明会議になって、個人攻撃になったり、感情の意地の張り合いになったり。

目標は明確なはずなのに、会社の中はバラバラ…。
中止でもなく、迂回でもなく、崩壊…。ほーら見ろ〜。

困難への対応を検討して、目標を見失う。これ、コンパスが効かない状況だから、それでも本当は前へ。

だいたい、どんな仕事でもプロジェクトでも、順調に計画通りに進むことなんてあり得ない。そんなに甘くない。人生もビジネスも…。

トラブルがあって当然なんです。特にある程度軌道に乗ったかな?って、みんなが油断をした瞬間に起こる。ここで逃げたら全てオシマイ。でも、みんな責任が怖くて、つい発言が後ろ向き、無難な意味不明な意見に…。

もう完全に頭がイッちゃってる。

そんな時に、問題、困難に正面突破しようと、目標に向かって一直線に再び前向きに走り始める人間がいる組織は強い!! 上手くいく!!

人生もそう。今、どんな環境にいたって、一生順調なんてことはないよ。
計算とか希望通り歩める人生なんてないよ。何かあったときに困難から逃げず、気持ちと行動を前にもっていけるかが勝負。

だた、ひたすらそれだけだね。

とにかく前を向いて、目標に向かって、最短距離を、一直線に、全力で、正面突破!!
本能、自分の力を信じて、進むのみ…。


この理論、車の運転には使わないでね。
病院に一直線になちゃうよ。(笑)

村冨 譲二



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