仕事と人生の楽しみ方 05

「アクシデント」

また、マラソンでの話です。

何度もこの地獄のマラソンをやらされているのですが、一度、アクシデントに遭いました。

ゴール直前で「回れー進め」を繰り返していた時、転倒してしまったんです。

背中には50Kgの荷物と、機関銃。これが後頭部に降ってきた。

あごの骨が砕け、激しい出血が…。

もともと疲れ果てているところで、このアクシデント。

待機している医者が駆けつけ、ドクターストップの判断。

上長からも、「ムラトミ、止めろ」と指示が…

ほとんど意識のない中で、這いずりながら、何とかゴールしたんです。

後で思えば、ドクターストップだし、上長から止めろ、と言われたのですから、リタイヤではない。経歴にキズもつかない…。

でも、心の中では前しか見えなかったのです。そんな言い訳すら浮かばなかったんです。

何度もトップで走り切ったことがありますが、そんな時より、このアクシデントがありながら、ゴールした時のほうが、よっぽど自信となっています。

人間、苦しい、困難な状況じゃないと、本気にならないですし、それを繰り返さないと成長しないと思います。ずっと順調に何も問題なく生きてきた人間ほど、一見カッコよくても、もろいですよ。

トラブルが出たときほど、後々の人生に思い出になるチャンスはないです。

だからと言って、皆さん、ワザと怪我しないで下さいね。

村冨 譲二



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