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まずは、「成功の下絵」を描こう! |
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| いろいろ学んできたところで、そろそろ具体的な取り組みに関して,解説していきましょう。 いずれにしても、市場環境は大きく変わって行くと同時に、競争も激しさを増し,混迷を極めることは間違いありません。特に地方企業は「格差」がより鮮明になり,厳しさをより強く感じるのではないでしょうか。 しかし,いつまでも環境の理由にしていては生き残れません。肝心なのは,新しい環境下で如何に事業を成立させていくかです。即ち、事業は「環境適応業」です。 先が読めないならば、自らが市場を創造する位の気構えが必要です。そういった意味では,ベンチャー企業に学ぶ点が多いように思います。 ただし,ベンチャー企業と違って、「自社の売りモノ」を既に持っている訳ですから、後は、「自社の売りモノ」を磨き上げ、いかに生かすかを実践することです。 新しいものを創造,開発する作業をより確実に成功に導く秘訣は、ずばり、最初に「ゴールの姿を描く」(より具体的にあるべき姿をイメージする)ことが出来るかどうかです。 かの,中村天風先生が、「想像は成功への下絵」と表現していますが、正しくことを始める段階で,「成功した姿」を描くことが出来るかが鍵です。 それも,その内容が、恰好よく見せるためのポーズであっては効果がありません。あくまでも,経営者の本音で描いたものでなければなりません。 人間でも,企業でも目標が明確になると「元気」が出て来るものです。そして、「夢」「元気」があると、「運」も「ヒト」も「カネ」も集まってきます。 確かに、先が読めない環境の中に飛び込み、成果を生んで行く作業は、不安も多く,リスクも伴いますが,「答えはあくまでも自らが創り出すもの」です。社長自らが信念と勇気を以て取り組まなければ成功はありません。社長が自社の将来像を描けなくなったら、社長交代の時かもしれません。 ● 「下絵」はシンプルな程,力を発揮する。 業界に先駆けて技術者のアウトソーシングサービスを始めたベンチャー企業として、急成長し,現在は売上350億円、社員数6,700人にまで成長し,更に業績を拡大しています。 大久保社長は設立当初より今の姿を具体的に描き、取り組んできました。社員数がまだ1,000名になるかならないかの時に、21世紀に入ったら社員数6,000名の会社にすると宣言し、私共は社員全員に周知徹底するための何かツールを考えてほしいとの依頼を受け、ステンレス製のパネルを作り,そこに ”FORUM21 6000----Challenging・・・“ と文字を彫り、各事業所に置きました。 この時は、私も正直なところ本当に実現できるかな?と思っておりましたが,社長の中では、将来像が明確になっていて,それを公言してはばからなかったのです。そして,事実21世紀に入って目標であった社員数6,000名を達成し、更に今では10,000名を目指しています。 他にも、本田宗一郎氏が「世界一のオートバイ屋」になるんだ,という夢に向かって努力を重ね、実現した例をはじめ,多くの成功した創業者が同様にシンプルに描いた「下絵」を完成させています。 ● 「成功への下絵」の描き方 (1)先ず,以前まとめた「自社の売りモノ」をベースに描いたビジョンを明文化する。 (2)自社の将来像をイメージし、成功への粗筋(ストーリー)を短く数行にまとめる。そして、そのストーリーにタイトル(目指すモノを最も短い文章,数字等で表現)を付ける。 この作業のために情報,意見等は広く集めても良いですが,最終的に社長の本音で,社長自身のモノにした文章、数値でないと機能しません。 (3)出来上がった「下絵」は自らの魂のこもった書にしたためるなり,パネル等にして、人目に触れる所に飾って,自らも毎日目にする。 あくまでも、ポーズではなく、自らの決意を表したものとして、覚悟と信念をもって、ブレることなく描き上げることが,成功の秘訣です。 |
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内海悟 |
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