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8柿内幸夫の「社長の現場改善」85号 |
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「女性の活用」 |
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| 世の中の景気の動向は上向いています。私が改善のお手伝いをしている会社の中にも、以前と比較して明らかに忙しくなっている所が多くあります。しかし、この現象は良いことと言えるのでしょうか? 「ほらほら、また柿内の心配性が始まった…」と思われているかな。しかし私は常にちょっと先のことを予想して、今何を準備するべきかを考え、お伝えして実行するのが仕事です。 その立場で世の中の動きを見ると、この景気が良くなった現象を単純に喜ぶことはできないのです。 「最も強いものや最も賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」 チャールズ・ダーウィン 今回の景気の回復には、明らかにこれまでに行ってきたリストラが効いていると思います。リストラをすることによって、固定費の大きな部分を占める人件費が減り、損益分岐点が下がって、利益が出易くなって来ていています。 そしてそのタイミングに多くの仕事が入って来たのですから、儲けが出ることは理解できます。しかし私には、この事実が心配の種なのです。 なぜなら、今回の増益が何らかの技術の進歩によってもたらされたのであれば、それはすばらしいことです。しかし、もしそうではなく、損益分岐点が下がったところで、たくさんモノをつくったことだけでもたらされたというのであれば問題です。 以前よりも生産ロットが大きくなっていても、「多少は完成品在庫が増えても仕方が無い」といった考え方が通用してしまうと、これが再び製造コストの安い海外のどこかへ、製造拠点が移動するきっかけになってしまうのではないかと心配になります。 どんなに忙しくてもロットサイズは大きくしないで、マーケットニーズに密着したモノづくりができなければなりません。それどころか勝ち残るためには、今まで以上にロットサイズが小さくなっていなければダメなのです。 そこで提案です。この連載の読者の方は今回の世の中の変化を、モノづくりのレベルをワンランク上げるタイミングのお知らせと受け取って、改めてご自身のモノづくりのレベルを向上させる覚悟をして下さい。 改めて最強のモノづくりでご説明した流れのレベルを書きますね。 レベル0:ダンゴ生産 レベル1:工程内の流れ レベル2:工程間の流れ レベル3:工場内の流れ レベル4:工場間の流れ レベル5:お客さまへの流れ レベル6:一気通貫の流れ さて、流れをワンランク上げる必要性は分かったけれど、何から始めようかという方も多いことでしょう。そこで今回は、6月下旬に大阪と東京で行った「工場の“女性パート・アルバイト”戦力化セミナー」でお話した女性活用について、少しその内容をご紹介してみたいと思います。セミナーでお話した流れは次の通りです。 女性活用については、ぐずぐずしている暇はありません。すごい力を持っている女性が埋もれています。早く気付いて引き出さなければいけません。 これらを最近の日経新聞や日経ビジネスの記事から拾い上げて、その重要性をみんなで共有化しました。 例えば限られた材料を使って、短い時間にきちんとした料理をつくるということは、非常にレベルの高い多能工の仕事です。山瀬まみさんの記事を読むとそのすごさが分かります。 女性はそれらを日常生活の中で当たり前に実行しています。男性である私は見過ごしていました。またこのたび中古本販売の「ブックオフ」の社長には、最初は作業員としてパートタイマーで入社した女性の橋本さんが昇格されました。 ものすごいマネージメント力を発揮する女性が、世界中で増えています。そしてイーオンの岡田社長(男性)は「イーオンでは女性の活用を早くから実行してきたと思っていたが、実際には出来ていなかった。なぜもっと早くにこの事に気付かなかったのか」と悔やんでおられます。 このような前提で女性活用に必要ないろいろなことを事例紹介するだけでなく、実際に活躍されている女性の方にプレゼンテーションをして頂きました。どのプレゼンテーションに対しても、活発な質疑応答が行われました。 また第83号でご紹介した「動作経済の4原則」を実習を通じて、正しく分かり易い作業標準のつくり方(改善手法)と教え方を、楽しく納得できる手順で学び合いました。 |
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女性パート・アルバイト戦力化セミナーの実習風景
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| モノづくりのレベルを「最強のモノづくり」であるレベル6に向けて向上させましょう。大変な時代です。みんなで元気を出して頑張りましょう。
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※柿内先生に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。
okada@jmca.net |
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