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8柿内幸夫の「社長の現場改善」81号 |
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「段取り短縮の第2ステップ」 |
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| 先回、段取りを内段取りと外段取りに分けて、なるべく多くの部分を外段取り化するということをお話しました。今回は、残った内段取りを改善する方法について取り上げます。 そのために実行することのキーワードは次の4点です。 1. 内段取り作業を最初から最後まで全部見る。 2. 手は使っても足は動かすな。 3. ボルトを見たら即改善。 4. 合わせるな、当てろ。 まず最初のステップは、内段取り作業を最初から最後まできちんと観察することです。当たり前のことと思われるかもしれませんが、これがほとんどできていません。 普通の作業であれば、いつでも見ることができるし、せいぜい5分くらい立って見ていれば全体の様子を把握できます。 しかし、段取り替え作業はいつもやっているわけではないし、いったん始まると長いし...、というわけでほとんどの人がちゃんと見ていません。 段取り作業をしている人はもちろん一生懸命なのですが、自分のことというのはなかなか気付かないものですから、改善するべき要素がいくらたくさんあっても、いつまでもそのままということになってしまうのです。 ですから、まずは見ることから始めます。 そして2番目のステップは、段取りを始める前に、すべての必要なモノを用意しておいて、いざ始まったら決してモノを取りに行かない、手は動くけれども足は動かないといった準備をしておきます。 例えば段取り台車のようなすべての必要な工具や治具、あるいは部品を使い易いように用意することです。 3番目はボルトです。もし段取り替え作業の中にボルトの取り付け取り外しを見つけたら、何らかの形で改善をして下さい。 例えばクランプを使ってボルトの使用をなくす。あるいは強度を確認した上で、不必要なボルトの使用をやめて、ボルトの本数を減らす。 それが出来なければ、工具の持ち替えが無くなるように、ボルトを一種類に統一する。 それも出来なければ、必要なボルトがすぐに取れるように色別で分かりやすくするとか、とにかく改善してください。 ボルトは確かに機械と型を密着させるという必要な機能をもっていますが、何より取り外しに手間がかかります。何とかしましょう、毎回のことなのですから。 最後の4ステップ目は、調整の排除です。目で見て位置を注意深く合わせるような作業があったら、それを何かに当てることによって位置が簡単に決まるように改善してください。 何種類ものモノを段取り替えによって造り分けると考えると、段取り替え作業は複雑な仕事という気がしてしまいますが、もし、今外したばかりのものを即座に再びセットし直すということになったらどうしますか。 そのまま元に戻すのですから、戻しやすいように何かの仕掛けを考えるでしょう。わざわざ測定してから戻すなんて、ばかばかしいですから。 イメージしやすいようにシンプルに考えれば、上に述べた4つの考えかがお分かりいただけるでしょう。 段取りは、以前に行ったことを再び同じようにする再現性の追及です。工夫次第で多くの改善効果が望めます。 ではさっそく現場に行って、段取り作業の観察から始めて下さい。 |
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