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8柿内幸夫の「社長の現場改善」63号 |
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「5Sによる2つの現象」 |
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| 先日テレビのニュースで面白い話題を取り上げていました。
景気が回復しているということを様々な切り口からとらえるシリーズだったようですが、お父さん用の服の売れ筋が変化しているというのです。 これまで、家庭での家計費の消費の優先順位は、1.子供 2.奥様 3.ペット 4.ご主人 ということで、なかなかお父さんにまでは高級な物が回らなかったそうですが、このごろはお父さんも良いものを買ってもらえるようになってきた、という内容でした。 テレビに出ていたお父さんは、オーダーメイドのジーンズを買ってもらってご機嫌でした。 私は「そうか、そこまで財布の紐(ひも)が緩んだのか、こりゃあ景気回復は本物だぁ!」と思った次第です。 ちなみに私の家庭には、ペットがいませんので私のランクは三位ですが、残念ながら、オーダーメイドではなく既製品のジーンズをベルトで締め上げて着ております。ちょいモテ親父にはもう少し時間がかかりそうです。 私は常に自分の目で見たことを通じて、世の中の動きを説明できるようにしたいと思っておりますが、社長・幹部の方々も社員にご自分の言葉で分かりやすく世の中の動きや進むべき方向を説明することが大切だと思います。 なぜなら、いつもお話している「最強のモノづくり」に至る道は決して平坦ではないので、一人でも多くの賛同者を得る必要があります。 そのために毎日の生活の中から会社全体が燃え上がるような元気を生み出す切り口を見つけ出す努力を続けましょう。 さて、本題の5Sに戻ります。 |
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札が貼られたものを現場から運び出し、不要品・不急品・要品の3つに分けて置きますが、ここで二つの現象が現れます。 一つは、札を貼られたものが、どけられた現場です。極めてすっきりとした現場になっています。 すなわち目の前に、すっきりした現場が突然に出現するのです。参加者全員で、「そうか、こういう現場を作れば良いものが楽にはやくできるなあ!」と感心して欲しいのです。これで全員がやる気になります。 そして二つ目は、運び出されたものの中にあります。良い現場ができるにはどうしたらいいのかというと、そのヒントが札を貼られたものの山にあります。 何故こんなにいろいろなものが現場にたまってしまったのだろうと考えて、皆で解決すればいいのです。 その場には社長を筆頭にみんながいます。みんなであるべき姿を検討してその方法を考えます。そうすれば全員の力を結集した素晴らしいアイデアが出てくるのです。 そして、生産を再開する時には、すぐに使う必要なもののみを戻します。そして戻す時には使いやすいように整頓して戻します。 これによってこれまでなかなかできなかった改善が短時間で全員の目の前で実現します。 それ以外のものに関しては、皆で改善活動を始めます。生産管理は一ヵ月後くらいに成果が出てくるでしょう。 設計変更は一年くらいかかることもあるかもしれませんが、大きな変化を起こすでしょう。現場だけの問題ではなく、全社の問題が解決し始めます。 5Sは決して目新しいことではありませんが、常に基本です。 どうぞ、改めて実行してみてください。 |
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