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8柿内幸夫の「社長の現場改善」 39号 |
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「仕事で金メダルを目指そう!」 |
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わずか数週間前の話です。日本中がアテネオリンピックにおける日本人選手の大活躍に沸きあがっていました。
私もその一人なのですが、8月22日の深夜、画面ではあの小さな野口みずき選手のすぐ後ろに、ケニアのヌデレバ選手が、今にも野口選手を抜きそうにぐんぐんと迫っているように見えました。 私は出張先のホテルの小さなテレビの前で思わず「頑張れ!」と口に出し、ついに一着でゴールした瞬間「ヨッシャ!」と叫んでおりました。 翌日の仕事のことを考えると、朝のスポーツニュースで見るべきなのですが、我慢できませんでした。 そのほか、さまざまな種目で、それぞれの選手の地元や出身校の人たちがそろって衛星中継画面の前で大声で応援し、メダル獲得が決まった直後は、多くの人が涙を流して、「感動をありがとう!」と繰り返し喜び合っていたものです。 さて、私たちは何故こんなにも興奮し感動をしたのでしょうか? 私は二つの理由があると思います。 一つは、オリンピックのメダルというレベルが極めて高いこと。 「誰でも簡単に出来ることをやりました」というのでは誰もこんなには感動しません。 そして、もう一つは、応援している私たちが、選手の皆さんがすごい努力をしたことを知っていることです。 メダルが抽選で当たりましたというのであれば逆に妬まれます。 そこで私、次のようなことを考えました。 多くの人が、実は他人である日本人選手の成果に感動するのと同じくらいに、なぜ自分の人生に感動をつくろうとしないのだろうか、ということです。 無理でしょうか? 私は可能だと思います。それには、まず正しく高い目標があることが条件です。 そもそも、企業活動を考えた時に絶対にやってはいけないことがあります。 それは「間違ったことをみんなできちんと実行する」ことです。 これをやると、必ず間違った結果が出ます。 実際、間違ったことを会社ぐるみでやって、結局つまずいたという事例は、残念ですが、たくさんあります。 その次にいけないことは、「正しいことを言っているが、出来ない理由をあげてやらない」こと。 これでは、前に進めませんので、前者ほど悪くはないが、いずれダメになります。 そして、企業がするべきことは、もちろんですが、「正しいことをみんなできちんと実行する」ことです。 まずは、ご自分の会社を、世の中の変化に対して、どう変えていくかという「正しい目標」を共有化し、次に「きちんと」の所に、今回のテーマである自分の成果に感動できるような仕組みを織り込めないものでしょうか。 すなわち、誰もが納得する正しい目標設定と、すべての人の努力が報われる仕組みです。 正しい目標の持ち方というのは、例えば、著書「最強のモノづくり」にある、《レベル6》を目指すことです。 そして、報われる仕組みというのは、例えば、従業員の皆さんが実行する改善をしっかりと見てあげてほめてあげることです。 難しいことではありません、社長が現場を歩いているときに、従業員の方が実行した成果を見て感心するだけでも、十分ほめてあげたことになるのです。 努力した方が社長にほめられて、「やってよかった。また頑張ろう!」という仕組みになっていれば、すばらしいではないですか。 オリンピックの金メダルのレベルとは言いませんが、毎日の仕事の中で、少し難しい達成すべき目標をすべての従業員の方がもっていて、その達成状況を社長が人から言われなくても自ら気づく。 これが、感動をしてもらうということにつながると、私は思います。 今回のオリンピックの獲得メダル数は、東京オリンピックの時より多いのです。しかし、アテネ大会の全参加人数における日本人選手の割合は、東京オリンピックと比べるとずっと低いのです。このことを考えれば、今回は、とてつもない快挙です。 「今の若い連中は」などと、とても言えません。みんなで感動を共有しながら、毎日の仕事が出来たら、ものすごいことが起きること間違いなし。ワクワクしますね。 |
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子どもにほめられても、給料にも出世にも関係ない。しかし、努力を認めてもらうと本当にうれしい。モチベーションがあがる。 |
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