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柿内幸夫の「社長の現場改善」 26

「清潔を維持する2つの方法

 これまでに整理・整頓・清掃の3つの「S」についてお話ししてきました。
 今回は、4番目の「S」である清潔についてご説明いたします。

 まず、その定義から、

清潔とは:整理・整頓・清掃(3S)の維持

 文字にすると、なんとも簡単なことになってしまいますが、実はこの維持ということで頭を悩ませておられる方が多いのです。

 実際には、これまでの3Sの説明の中にも、すでにこの維持に関わる話がずいぶん出てきています。5Sは五重の塔の構造で、いちばん下の整理から順番に積み上げていくものですから、これらの話はすでに実行されていることを前提として、今回の話を進めます。

 さて、清潔が維持できているかをチェックする方法として、私は次の二つの方法をお勧めします。

 一つはチェックリストによるもの

 整理・整頓・清掃の3Sルールをチェックリスト化しておいて、それを使って、月に一回くらいの頻度で社長が巡回して見てまわる。
 そして巡回メンバーでその結果を採点をして、それぞれの職場にフィードバックする。前回ご紹介したアメとムチのやり方ですね。

 もう一つは定点撮影を行うもの

 よく週刊誌などに、戦前・終戦後・現在といった時系列で同じアングルから撮影した写真を並べて、その変化を紹介している記事をご覧になると思いますが、これを5Sにも使います。

 やはり並べて目で見る比較というのは、非常に分かりやすい。ぜひご活用ください。 

 しかし、これらはあくまで維持のための道具であり、それの前提として、常に本物の3Sの実力が備わっていることが求められています。

 例えば、最近よく聞くのですが、急に忙しくなって掃除の暇がないとか、モノがたまってしまって散らかり放題ということが、皆さんの職場でおこりませんか?

 この状況をどう捉えるか? 

 ここで第26号(2004年1月6日配信)でお話した、「幸運の女神」を思い出して下さい。今回も皆さんの所に女神が顔を出してくださっています。

 つまり、ちょっと忙しくなったくらいで、3Sが乱れてしまうということは、まだまだ本物の整理・整頓ができていないということです。

 この機会に、改めてそれらの基本を見直してください。とくに「整理」と「社長のための整頓」の所にヒントがあるように思います。

 いかがでしょうか?

 こう考えると、幸運の女神もけっこう頻繁に私たちの周りを巡回して下さっているようですね。ぜひとも、むんずと前髪を掴(つか)んで彼女を引き寄せて4Sを確実にご自分のものにして下さい。

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