|
8柿内幸夫の「社長の現場改善」112号 |
|||||||||||||
|
「カイゼンの3大効果」 |
|||||||||||||
| 今回は、改めて「改善」ということの意味を考えてみたいと思います。 もし、部下から「なぜ、改善をしなければいけないのですか?」と突然に聞かれたら、何とお答えになりますか? ちなみに、「そんなことは聞く方がおかしい。改善するのは当たり前じゃないか!」では答になっていません。 では、みんなで一緒に考えてみましょう。一人が3つくらいずつ答を出せるといいですね。ハイ、スタート! (5秒経過) (10秒経過) (15秒経過) (20秒経過) いかがですか?3つの答がすぐ出せましたか?今、この文章を読んでくださっている皆さん一人ひとりはそれぞれ経験も環境も違いますから、「なぜ、改善をしなければいけないのですか?」といった、割とシンプルに聞こえる質問にも、かなりいろいろな答が出たのではないかと思います。 というのも、算数の計算問題ではありませんから、これが正解といった答があるわけではありません。 そして、この問いに対する私の答は次の3つです。1つは「世の中の変化が止まらないから」。2つ目は「最初から完全なものはないから」。そして最後の3つ目は「人が育つための重要な手段だから」です。 1つ目はいつもお話していることですから、既に皆さんの耳にたこができているかもしれません。世の中はどんどん変化しており、もし何もしないでいると、自動的に置いていかれるということです。 ですから、世の中の変化のスピードと同じか、あるいはそれ以上のスピードで自分自身も変化する必要があります。そして、その手段が「改善」というわけです。 2つ目についても、多くの皆さんが同意してくださるのではないかと思います。例えば、自動車が登場してから既に100年以上が経過しています。 基本的な機能は「走る」、「止まる」、「曲がる」で、これは全く変わっていません。しかし、自動車はあらゆる機能を向上させ続けています。 あるいは、先回の号でお話した「iフォン」の例も、携帯電話分野におけるすごい進化を示しているものといえるでしょう。 3つ目は、最近私が特に注目している点です。「改善」とは、今ある状態を更に良い状態に変えることだといえます。 もし、以前の状態に戻すということであれば、既に答は分かっているのですが、そうではありません。改善を実行する人は、今の状態がどうなれば更に良い結果が出るのかを考え、次にそれをどのようにして実行するかを考えなければなりません。 それに、やり始めても簡単に成果が出るとは限らず、かなりの試行錯誤を繰り返すことになるかもしれません。 だから、そのような苦労を通してようやく改善が完成したとすると、その方は大変に素晴らしい経験を積んだことになります。これまで出来なかったことが出来るようになったのですから、大きな進歩を遂げたことになるでしょう。 すなわち、改善実行は人を育てる非常に有効な手段であると思います。私は、企業の成長はすなわち人の成長であると考えておりますので、経営手段として「改善」に力を入れたいのです。 ところで、私は自分が出した答に自信を持っておりますが、だからといって、これが唯一の正解などとは決して思っておりません。もし、皆さんの答えをここに全部並べることができたとしたら、また違う考え方が生まれる可能性は相当高いです。 「なぜ、改善をしなければいけないのですか?」といったことは普段はすっ飛ばしてしまう質問でしょう。 しかし、「改善」が企業経営を支える重要な手段といった役割が明らかであるとすれば、時にはこういうことをみんなで議論して、改めてその重要性を全員で認識することで、そのスピードが向上すると思います。 さて、7月31日と8月2日の二日間、大阪と東京でこの「改善」をテーマにした講演会を開催いたします。ご興味のある方にはぜひご参加をしていただきたく存じます。
|
|||||||||||||
|
|
|||||||||||||
![]() |
|||||||||||||
|
copyright yukichi
|
|||||||||||||
|
※柿内先生に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。
okada@jmca.net |
|||||||||||||
|
【柿内先生の最新刊】
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|
|||||||||||||
|
|
|||||||||||||
|