小さくても『強い会社』にする経営24法則 14号

法則14 会社のリスクを熟知せよ!

 長生きをすることが一番のリスクとよく言われます。事業も長く続けることはひょっとしたらリスクかもしれません。大切なことは何がリスクなのかを知ることです。




<法則14 会社のリスクを熟知せよ!>

 今、私たちは何かに対して大きな不安を抱いている。ただ、それをうまく表現できないでいる。だからなのか私たちは危機感をはっきりと持つことができていない。むしろ逃げているといったほうが適切かもしれない。

 インターネットの普及も手伝ってか、めまぐるしい変化を実感させられているにもかかわらず、将来の展望を見つけることができない。個人も会社も、である。

 たとえば年金問題にせよ、不安感はある。しかし、危機感はまったくといっていいほどない。

 このような時代において大切なことは、これまでのように目の前に見える解決だけを行うのではなく、何がはっきりとしており何が不明なのかを明確にすることだろう。

 街のいたるところで平気で財布からお金を取り出す姿を見かける。私はお金を持っていますよとアピールしているかのように。それ自体、リスクということを感じていない。

 ポケットに財布を出して平気で歩いているビジネスマンもいる。常にリスクを考えなくてもいい国だからなのか。何か事件がおこっても自分のことのように考えない。

 これからは「そんなことリスクでも何でもない」「そんなことがリスクだなんて考えても見なかった」ではなく「そんなこともリスクだ」と思うくらいが必要となる。

 これは意識の問題だ。意識や思いがなければ行動には決して結びつかず、習慣にもなりえない。

 少し意識すれば私たちは毎日多くのリスクと隣あわせに生きていることがわかる。車の運転。電車の中での携帯電話。お金の貸借。家の中にいても、そして家を一歩でも外に出るとそこはリスクの宝庫だと感じることだ。

 経営者であれば、経営そのものがリスクと感じるはずだ。

 何がリスクかを知っていること、そしてそのリスクに対する対処法を知っていることで十分幸せな日々がおくれる。リスクが何かを知らないことこそ一番危険なことだ。リスクが目の前に来ても何もできないため問題を大きくするからだ。

 たまに小さなことでも問題を大きくする人がいる。逆に、あの人がかかわったらたいていのことを解決してくれるという人もいる。この二人はリスクに対する認識がまったく異なるといえよう。

 経営者にとってリスクとして認識していないことが、世間ではリスクと認識されていることは意外に多い。

 経営者自身が認識できないリスク項目として、代表取締役社長への依存がある。なぜこれがリスクなのかと理解しない経営者がいる。今すぐ、自社のリスクを列挙し、その対策を講じるべきだ。


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 頭が混乱してくるときは、できる限り大きな紙を用意して殴り書きをしてみると案外簡単に整理できるものです。そして何がはっきりとしているのか、何が不明なのかが明確になると思います。整理できてしまえば、80%は解決したと考えてもいいと思います。



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