小さくても『強い会社』にする経営24法則 13号

法則13 お金は待ってくれない

 最近、大企業だけでなく中小企業から事業再生の依頼が多くなっております。中には本当に自殺を考えている人もいらっしゃいます。結論から言えば、自殺しても何も解決しません。余計に苦しむだけです。

 私は弁護士ではないためどんな状態でも自己破産はすすめません。たとえ債権者に追われようともです。ただし、金銭感覚のない人ははっきり言って助けません。自分しか考えない人も助けません。まずは、必ず助かる道はあることを確信しなければなりません。必ず解決の道はあることを確信することからすべては始まるのです。




<法則13 お金は待ってくれない>

 お金は待ってくれないということは、経営者であれば誰でもわかっていることだ。問題は、わかっていながらも何も行動しないことにある。行動しても遅すぎることがあまりにも多い。

 わかっていても行動ができないのであればわからないほうがまだ気楽だろう。法則8にもお話をしたが、製造、仕入そして販売といわれる基幹業務は休める。しかし、お金は休むことはできない。

 「さまざまな手を尽くした。他に何があるのか」と言う経営者とじっくり話をすると、あまりにも何も考えていないことが多すぎる。簡単に言えばすべきことをすべき手順ですべきときに行っていないのである。

 挙句の果ては銀行等の第三者のせいにする。これでは再生など100%できない。そして、日々の資金に終われ、事業どころではなくなる。もちろん、核となる事業がすでに回復不可能であれば潔く撤退する勇気も必要となる。

 いずれにせよ、お金についてずるずると引き延ばすことに何の意味もなさない。債務を抱えて日々苦しんでいるときでも絶対に乗り越えるという強い心が必要となる。

 もちろん、社内には相談する相手はいないため、相談相手がいればなお心強い。すべての弁護士とはいわないが、彼らの仕事は「処理」である。だから、自己破産を簡単にすすめてしまうことが多い。

 再生を考える経営者は相談する相手を間違えてしまうと簡単に「処理」されてしまう。ではそれですべてが解決したかといえば、実はそうではないことを思い知らされる。本当にすべてを失ってそれでいい人は「処理」すればいい。

 しかし、再生の意欲があり、債務に負けないという心がある経営者は「処理」に走っては決してならない。たとえどんなに苦しくても・・・


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 経営者はどんなときでも夢を失ってはいけないと思います。夢を失った経営者は、社員もかわいそうですし、もっとかわいそうなのは経営者自身です。夢は現実逃避でもなんでもありません。夢はパワーの源です。もし、夢を語る相手がいなければ一緒に語りましょう!



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代表 海生裕明(公認会計士)

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