小さくても『強い会社』にする経営24法則 09号

法則9 企業内のすべての行動を数値化せよ

 数字や比喩を使って話す人には説得力があります。よくテレビを見ていますと、数字を使っている人の話は、とてもわかりやすく感じられます。だらだら感がなく、つい話に引き込まれてしまいます。


<法則9 企業内のすべての行動を数値化せよ>

 簡単にみえてなかなかできないのが、行動の数値化だ。仕入・販売・製造の基幹業務の数値化は、比較的容易である。問題は、財務・経理・総務・人事・企画等の支援業務の数値化だ。

 このような支援業務の担当者はこんなことをいう。

うちの部署は、営業さんと違って、数値化なんてできませんよ

この本音は数値化をしてもらっては困るのである。こんなことに耳を傾けていると絶対に数値化はできない。

 数値化できない職務は、価値がないものと考えて、切り捨てる!

このくらいの覚悟がトップには必要だ。そうすれば、よほどの例外がない限り、数値で表現できない行動はなくなる。

 ちなみに、例外をひとつでも作ると、その例外が他のルールを侵食し、例外が例外でなくなるため、例外は決して認めてはならない。

 グラフでもいい。時間でもいい。コストでもいい。比率でもいい。必ず、企業内の行動を数値化してみることだ。結果として、どこの会社も苦労している人事評価がスムースに行くことがわかってくる。

 価値のない仕事をしている人を見逃している会社がたくさんある。大企業ならそれもまだ許されるかもしれない。しかし、中小企業においては、価値のない仕事をしている人がいれば、その損害は莫大だ。

 「私なりに一生懸命しているんです」という社員は不要である。こういった人間が、数値化に嫌悪感を示す。

 だから、数値化は人を選別するためにも必要な作業となる。中小企業の社長は、命がけで経営をしている。しかし、そのような気持ちは一般社員には理解できない。理解してもらおうという気持ちはわからないでもないが、おそらく時間の無駄となる。

 価値のないものにお金と時間を使う余裕はない。

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 教育は待つものです。トップは常にこのことを意識していなければなりません。しかし、どんなに教育をしてもわからない人もいます。このような人にはやはりやめてもらうしかありません。

 企業内の数値化は使い方によっては怖いものになるかも知れませんが、社内に新しい風が吹くかもしれません。



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