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【第七限目】 上場してはいけない経営者―その1― |
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| 今回と次回は、上場してはいけないと思われる経営者が上場している現状をよく見かけるため、このようなテーマにしてみました。話は第6回の延長と考えてください。 結論から言えば、「お金まみれの経営者は上場するな!」です。
【第七限目】上場してはいけない経営者−その1− 上場後、赤字が解消されない企業や実際に倒産する企業が特に新興市場といわれています東証マザーズ、大証ヘラクレス等に出てきています。このためでしょうか、昨今の上場審査基準がかなり厳しくなっているのが現状です。 ある監査法人のトップなどは、上場の条件として、先輩経営者の話を聞かせることを義務付けさせる等、経営者としての研修が必要だといっているくらいです。 次に掲げる人は上場を考えてはいけません。 なぜなら、上場後、お金の運用が本業になってしまうからです。6回目にもお話をしましたが、上場によって得たキャピタルゲインでファンドに投資したり、株式投資にのめり込んでしまう経営者が少なくないのです。いずれ、この経営者の会社は倒産するか第三者の手に渡ることになります。 ここで何らかの理由で資金が不足し、お金が必要となった場合を考えてみます。
借金と出資は、法律的にはもちろん異なるものですが、お金を調達するという意味では同じことです。ですから、上記13点のうち、1つでも思い当たるならば、その経営者は上場を考えてはなりません。 当たり前のことですが、企業は、どんなに順風満帆な状態にあっても明日はわからないのです。 プロセスなき突然の成功を考え、借金の経験のない人もお金の本当の苦しみを知らないできていますので、いい時は別に問題ないのでしょうが、何らかの事情で資金が枯渇してきた場合、逃げてしまう経営者にはならないで頂きたいと本当に思います。 未上場で、何十年も資金に苦しみながら経営をされている経営者は決して逃げないものです。 上場される企業の経営者にもそのような強さが必要です。お金がないときこそ、その人が本物かどうか見えてきます。 ところで、ワンマン社長・カリスマ社長といわれている経営者が苦しむのは、引き際です。会社が大きくなればなるほど、その引き際は大変困難となります。特に後継者がいない場合は深刻です。事業承継のために上場を視野に入れることはとても大切なことです。その際、カリスマ的存在を隠せる演技が要求されます。
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海生裕明
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ばんせい証券株式会社 |
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